表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/66

37.イーサン殿下とセルヴィア嬢の秘密(リチャード王太子)

セルヴィア嬢が今年の8月に結婚してしまう。

もうここまで来たら、セルヴィア嬢を諦めるべきなのだろうが、9年間片想いを続けてしまっている。


冬休みが明けて、セルヴィア嬢に何だか避けられている気がする。

理由も分からずもやもやしていると、ある日を境に弟のイーサンの態度もおかしくなり、セルヴィア嬢は更に僕とイーサンを避けるようになった。


明らかにおかしい。

セルヴィア嬢とイーサンの間に何があったのだろう。


イーサンと2人きりになり問い詰めて、セルヴィア嬢と何があったのか聞いて、本当に驚いてしまった。

イーサンはありのままを僕に話してくれたと思う。


1人の女性を諦めきれずに9年間、3人の王子が絶対に諦めないと想い続けた結果がこれだ。

イーサンとセルヴィア嬢のキスなど、誰にも話せない秘密だが、2人の態度にも納得したが、激しく嫉妬した。


無理矢理セルヴィア嬢にキスをしたイーサンを初めて殴ってしまった。

セルヴィア嬢は1人で悩んでいたんだ。

そして、更にセルヴィア嬢は悩んでいるだろう。


しかし、僕の事もセルヴィア嬢が好きだろうとイーサンに言われて、嬉しくも思ってしまった。

どうしようもないくらい、セルヴィア嬢に惹かれている。


セルヴィア嬢にずっと異性として好きになって欲しいと思っていたけど、結婚の準備も既に引き返せないだろうところまで来てしまったこのタイミングだとは思わなかった。

今から婚約破棄などしたら、国際問題は必須だ。

ずっと恋焦がれていた相手は両思いにはなってはいけない相手なのだ。


僕もイーサンも自慢じゃないが、国で一番モテる。

セルヴィア嬢以外からは、いつも相手から勝手に好意を寄せられる。

そんな僕たちがずっと側にいて、セルヴィア嬢を一途に好いて、クリストファー王太子とはなかなか会えなければ、セルヴィア嬢が3人の王子を好きになってしまうのは不思議なことではない。

だからこそ、自分の想いを隠そうとしたのだろう。

そして、イーサンがセルヴィア嬢の想いに気付いたということは、クリストファー王太子が気づいていないはずが無いだろう。

セルヴィア嬢の想いに気づいたからと言って、彼が絶対にセルヴィア嬢を手放さない事は知っている。


9年間ずっとセルヴィア嬢はクリストファー王太子の妃になるために頑張って来たのに、セルヴィア嬢が心配だ。


弟から弟とセルヴィア嬢の秘密を聞いた翌日、大きな事件が起きた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ