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それだけを一方的に言うと、零は玄関を出ていった。
はぁ…
面と向かって好きにして良いって言われると、実際の所何をしたら良いのか分からなくなるものなのね。
とにかく今日は実家に帰ろう。
カップを片付け、冷蔵庫からヨーグルトと、昨日白滝さんが用意してくれていたフルーツの盛り合わせを取りだしカウンターに並べ、お行儀が悪いとは思いながらも片手に携帯を持ちそれを見ながら食べ始めた。
誰からの着信もメッセージもない。
結婚する前は友達から沢山のお誘いが有ったのに。
『いい店見つけたの!ランチ行かない?』
『日本に帰ってるならお茶に誘ってよ』
『今度仲間内だけのパーティーするから来てね!』
どうして…
最近は誘ってもらえないんだろ。
溜め息をつき最後のリンゴを口に運びフォークを置いた。
立ち上がりお皿を持った所で零が座っていたところを見つめながら、いつも彼はいつ寝て何を食べているんだろうと思った。
…私の様に1人で食べているのだろうか。
私が昨日寝たのが10時半頃。
その頃には帰ってなかった。
…彼はいつ帰ってきてるんだろう…




