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家に帰ると家の中は真っ暗でそれを見た私は小さく息を吐き出した。
これは私の方が早かったってことの安心から出たもの。
カウンターにはラップをかけた夕食が並んでいた。
1人分…
白滝さんは零の帰りが遅いから夕食は食べないと言っていた。
こうやってラップをかけられた料理は家でも食べたことはないし、綺麗に盛り付けられ手の込んだ物が用意されていることは見て取れるのだけれど…
婆やはいつも私の顔を見てから準備をしてくれていた事を思い出したからか、今日は椿と楽しい夕飯を食べてきたからなのか…
このカウンターの上に並べられた料理に必要以上に寂しさと孤独を感じてしまった。
今度からは要らない日はちゃんと断ろう。
食べるかどうか分からない日も。
それだけこの…帰宅した時に見た光景が辛かった。
私はお皿を全て冷蔵庫に入れて…リビングを出た。
浴室に行くと湯船にはお湯が張られて何時でも入れるようになっていた。
帰宅時間の分からない零の事が一瞬頭をよぎったけれど『好きにしてくれ』と言われたと、お気に入りのバスグッズを持ち込んで、たっぷりの時間を掛けて入浴した。




