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つまんないと言われて確かにそうだと思い始めると益々ここでの自分の存在の意味が分からなくなる。
零とあの人の恋路を邪魔してるだけの存在で…
本当に申し訳ない。
もし私が零と結婚していなければ彼女と彼もだけど、……私と青葉も…
なんて…
女々しいことを考えてしまうのは、ずっと考えないようにしていた青葉のことを話したからだろうか…
「じゃあね。気を付けて帰んなよ」
「うん。旦那さんが居ないときに何かあったらすぐ連絡して。飛んでくるから」
「うん。初産は陣痛始まってから何十時間もかかって産むらしいから心配ないよ」
「でも…本当に連絡して」
「分かった。その時は宜しくね」
「絶対だからね」
まさか臨月だったなんて…
何にも考えないで
「結婚式に来てね」
って言っちゃってた…
申し訳ない気持ちでマンションを振り返りしばらく立ち止まっていたけれど、今は後ろ髪を引かれている場合では無い。
椿の所から大通りに出てタクシーに乗った。
携帯を見る。
誰からも着信はない。
時刻は8時半。
「…まだ帰ってる訳ないか」




