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fight marriage  作者: KAEDE
22/52

9

「今日は本当にお世話になり、ありがとうございました」


大森さんに挨拶をして控え室をでた。


扉を背にしてふぅ…と大きく息を吐き出し今からの事を考える。


二次会がある事は知っている。


でも誰が来るのかも聞かされていないし、何よりも場所も聞いていない。


友人関係のみだと思うけれど、それでも会社関係の方も来るかもしれない。


……どうしたものか。


とりあえずロビーの方へ…


「…!」






そこには…


零が壁に背中を預けて立っていた。


天井にタバコの煙を吐き出しながら。






待っていてくれたんだろうか?


それとも


『帰れ』


と言う為に待っていたのか…。






「お疲れ様です」


そう言ってゆっくりと近づく。


近づかれるのか嫌なら背を向けて行くだろうと、その間を持つ。


でも、零は私が側に行くまで動かなかった。


追い付いた頃壁から背を離し先を歩く。


少し戸惑いながらも着いていった。


聞くべき?


黙って着いていくべき?






「2次会は《shell》だ」


「…はい」


これは、


『来い』


と言うことだろう。


肩に掛けていたバックを零とは逆の方にかけ直した。

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