表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

来し方行く末

 主人公の白糸葉奈子(しらいとはなこ)は、母方の叔母、豆島美富子(まめしまみとこ)の元勤務先JAを相手に金融ADRを起こす。ADRとは裁判によらない紛争解決方だが、不正をしていた美富子は優位な立場を利用してJAをも操作してうまく逃げる。実は美富子は農協勤務時の二十代から巨額の横領をしていたが、母親の一族全員がそれを知っていた。誰もが美富子の罪を問えず、逆にそれを暴いた葉奈子が苦境に陥る。


 本編は第一章「来し方」 で葉奈子の幼少時代並びに祖母の夕子(ゆうこ)の気鬱、並びに葉奈子と美富子との気まずい関係を書く。
 第二章「行く末」 で一族の誰もが美富子の横領を知っていたことが判明する。金融ADRを起こした葉奈子に対し、母親の春子すら「あんたが勝手なことをしたせいで、姉妹仲がおかしくなってしもた」 と責める。
 寡黙だった亡父公男、見栄っ張りの春子、巨大組織のJAや国会議員を後ろ盾に悠々と生きる美富子とその一族を対比させ、誠実とは何か、人生で何を一番大事にすべきかを問う小説です。
※第7回金魚屋新人賞最終選考作品※



第一章  来し方
第一話・支度
2020/02/01 09:20
第二話・豆島の一族
2020/02/02 06:00
第三話・地蔵盆
2020/02/03 06:00
第五話・継彦の婚約者
2020/02/05 06:00
第九話・美富子の立ち位置
2020/02/09 06:00
第十一話・葉奈子の結婚
2020/02/11 06:00
第十二話・相続
2020/02/12 06:00
第二章 行く末
第一話・日常
2020/02/13 06:00
第二話・春子倒れる
2020/02/14 06:00
第三話・美富子への疑念
2020/02/15 06:00
第五話・無連絡
2020/02/17 06:00
第七話・次の手
2020/02/19 06:00
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ