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転生して気になったのがメイク。
前世秘書だった事もあって、
メイクの知識はかなりの物だ、
メイクの本を読むほどこだわっていた。
そして、キャサリンの顔を鏡で映して思う。
メイクが合ってない・・・
今、グローリアス王国ではナチュラルメイクが
流行っている、
しかし、いかにもサポート役ですと言った、
特徴のない顔では、印象が薄すぎる。
「サラ、買い物に行くわ」
「お買い物ですか?商人を呼ばれるのではなくて?」
「いえ、私がショップに行きたいの」
「かしこまりました」
そうして、服を着替え、
馬車にのり王都の一等地にあるメイク売り場に向かう。
当然のように、店員は今の流行りを進めてくるが、
それを無視して、メイクをいくつか買い込んで帰宅する。
鏡に向かって、メイク道具を持ち、
サラにこれからはこうして欲しいと、見てもらっておく。
濃いメイクは駄目、
ただ、ポイントはくっきりと。
アイランナーをきっちりひき、口紅もくっきりした赤にする。
「お嬢様、今の流行とは違いますが・・・」
戸惑うサラに、
「確かに流行も大切よ、
それ以上にパーソナルカラーが重要なの、
人の顔は4つのパターンに分けられるわ、
それらに合ったメイクをする必要があるのよ」
「4つのパターンですか・・・」
まだ納得していないサラに続ける。
「例えば、同じピンクのドレスを着ていても、
似合う人と似あわない人がいるでしょう?
でも、ピンクのドレスが似合わない人が、
濃い青のドレスを着ると、凄い美人に見える事もあるわ」
ドレスの話をすると、サラは納得した顔をした。
「確かに、ドレスの色は、
似合う方と似合わない方がいらっしゃいますね」
「メイクも同じなのよ」
出来上がった顔は、今までのあまり印象のない顔ではなく、
くっきりと魅力的な顔が映っていた。
キャサリンの顔は特徴がない、
逆に言えば、化粧映えする顔なのよね。
私は満足して、サラに指導する事にした。




