森の花嫁
むかし、あるところに、森に囲まれた小さな国があった。豊かな森の恵みを守るために、その国の王女はお日様が隠れる年に森の花嫁となるように定められていた。
小さな国の最後の王女もまたお日様が隠れる年に森の花嫁となるように、閉じた世界で大切に育てられていた。王女が親しくすることを許されたのは王太子である兄と庭師のラウルだけ。
やがて、王女は年頃の娘となりお日様が隠れる年がやってきた。王女が森の花嫁となる前に、現れたのは帝国の皇子だった。皇子は王女を哀れんで花嫁となる前に救い出そうとするが――。
帝国に残されたおとぎ話、そして、王女の語った物語。
おとぎ話そのままのお話です。
ある意味ハッピーエンドである意味バッドエンドなお話なのでご注意ください。
小さな国の最後の王女もまたお日様が隠れる年に森の花嫁となるように、閉じた世界で大切に育てられていた。王女が親しくすることを許されたのは王太子である兄と庭師のラウルだけ。
やがて、王女は年頃の娘となりお日様が隠れる年がやってきた。王女が森の花嫁となる前に、現れたのは帝国の皇子だった。皇子は王女を哀れんで花嫁となる前に救い出そうとするが――。
帝国に残されたおとぎ話、そして、王女の語った物語。
おとぎ話そのままのお話です。
ある意味ハッピーエンドである意味バッドエンドなお話なのでご注意ください。