2章第4話 空軍、爆撃
お待たせしました!
『こちらジーク01、特殊部隊から目標の座標が来た、転送する』
地上の特殊部隊からGPSの座標を受信、これで航空部隊はJDAMを投下後即離脱に移る事が出来る。
ジーク04に座標を転送する、ジーク4は座標をJDAMにセットした。
『ジーク04、スタンバイ完了』
『ラジャー、ブレーク・スタンバイ』
『ジーク02、スタンバイ完了』
『03』
『04』
『05、完了』
『06』
『ラジャー、全機全兵装使用自由、レディセット……ナウ!』
目標の12マイル手前で6機のラプターがブレークした。
ジーク01、02、04は上昇、03は降下し、05、06は左へブレークし、それぞれの任務を遂行すべく向かった。
ジーク03は約91.5mまで降下、パネルに表示された地点をロックオンする。
ロックした座標はミサイルへ転送され、発射準備は完了だ。
ライダーは川沿いに飛び呼吸を整え、操縦桿のスイッチを押す。
「ジーク03、ライフル!」
機体下面のウェポン・ベイが観音開きに開かれ、GBU-32と同サイズのミサイルが2発投下された。機体から十分離れたところでロケットブースターに点火。
訓練や発射試験では上手く点火せず1発が落下したりシーカーが作動せずあらぬ方向へ飛んで行ったりしたが、今回は上手く作動してくれた様だ。ミサイルはどんどん加速しながら目標に向かっていく。
着弾までの時間はヘッドアップ・ディスプレイに投写されている。弾着まで残り15秒……
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上空に上がったジーク01、02、04は高度32400ftで水平飛行へ移行、ジーク01、02はCAPに移行し、ジーク04はJDAMの投下準備に入る。
既に座標は入力されている、後は投下するだけだ。
いつも通りやればいい、とレイカは自分に言い聞かせる。操縦桿を動かして若干の降下姿勢をとり、スイッチに指をかける。
「…ジーク04、ボムズアウェイ!」
ウェポン・ベイが開き、GBU-39SDBが4発投下された。投下した小口径JDAMは空中で安定翼が展開し、ミサイルの様に飛翔し目標へ吸い込まれて行く。
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「来るぞ」バンの車内からレーザーポインターで橋を照射しているエドワーズ・スコットが呟いた、直ぐに開けられる様になっているドアの近くにはAT-4CS無反動砲の射撃準備をしているデリック・ハートマンと、パンツァーファウストⅢを構えているエイミー・ハングが、その更に後ろには10数人の隊員がMASADAとも言われるレミントンACRを手に出動を今か今かと待っている。
「弾着まで残り4秒!行くぞ!」サイドドアとトランクを開け、隊員が走る。前に停車しているセダンからも5人が降りてきた
エドワーズは車から降りたが、レーザーは照射したままだ。
2…1…
ドガガァァァァン‼︎
目の前の橋の橋脚に横からミサイルが命中、と同時に上から4発のJDAMが橋を徹底的に破壊する。
既に橋を渡っていたBTR-70装甲車とBMP-3歩兵戦闘車が1輌ずつとコンテナトラック1輌が完全に巻き込まれて橋と共に崩壊し押し潰され、渡りかかっていたトラック1輌が土手の下に滑り落ちて行った。
「殺れ!」
エドワーズが号令をかけると、デリックとエイミーがトラックの後ろを護衛していたBTR-70とBMP-3にそれぞれ無反動砲とロケット弾を撃ち込んだ。
ズドン!
それぞれの成形炸薬弾頭がモンロー/ノイマン効果によって高温のメタルジェットが流れ込み、内部から装甲車を焼き尽くす。
デリックとエイミーはAT-4CSとパンツァーファウストⅢの照準器を取り外し本体をその辺に放り捨て、他の隊員と共に土手の下に転げ落ちたトラックの確保に向かう。
その頭上をF-22Aが高速でローパスしていった。




