第9部分 自殺の兆候
第9部分 自殺の兆候
では、死神に会いたい方々はどんな兆候やシグナルを発しているのだろうか?
いくつかのチェックリスト的なものを調べてみて、やはり共通する行動があるように思えた。少々乱暴ではあるが、私が勝手に分類してみたのが下の表である。個人差があるのは承知の上で、私からみて比較的軽い症状を上に、深刻なものが下に来るように表記してある。
ちなみに、☐は現在の私にあてはまらない項目、☑は現在の私にあてはまる項目である。いつもの自分に比べて、精神状態がよろしくないことが一目でわかる。なお「~的行動」は私独自の分類で、学問的なものではない。
・個人的行動
注意が集中できなくなる ☑
体重減少、不眠、食欲不振などの症状が出ている ☐
健康や自己管理がおろそかになる ☐
感情が不安定になり、突然笑ったり涙ぐんだりする ☐
自傷行為に及ぶ ☐
極端に食欲がなくなり、体重が急減する ☐
深刻な無価値感、孤独感、自責感、絶望感に襲われる ☑
家出、放浪、失踪を繰り返したりする ☐
・依存的(他発的)行動
身近な人の死を経験する ☐
強い絆のあった人から見捨てられる ☑
・対人的行動
身なりに構わなくなる ☑
仕事の業績が急に落ちる ☑
性格が急に変わって見える ☐
性行動が激変する。(乱れる、またはなくなる) ☐
(抑うつ的な態度から)急に明るく振る舞いだす ☐
交際が減り、引きこもりがちになる ☑
投げやりな態度になる ☐
社会や周囲への関心を喪失する ☑
不登校、長期欠勤の症状になる ☐
周囲の気遣いを拒絶する ☐
・攻撃的行動
激しい口論やケンカをする ☐
弱者や動物を虐待する ☐
重大事故の懸念がある行動を繰り返す ☐
・記念的行動
無沙汰していた知人に会いに行く ☐
急に級友や家族の消息を気にしたり思い出話をする ☐
大切な物を整理したり、誰かに贈ったりする ☐
・準備的行動
多量の飲酒をする。薬物を貯めこむまたは乱用する ☐
死に囚われる ☑
自殺をほのめかす ☐
自殺についてはっきりと話したり、書いたりする ☑
自殺の計画や手段を用意する。遺書を書く ☑
家族やクラスメート、部下上司同僚にこんな方はいたら… どうたらよいだろうか。いや、もしかして… それは私自身、あなた自身かも知れない。
『ははは、実は私もですよ』
なんて気軽に語り会えると、だいぶ楽になれるものだと思うけど、それを気軽に話せるヒトは自殺なんてしないだろな。
ただ、ひとつ言えることがある。
それは、誰かに打ち明けると、少しラクになれる、ということ。ただし相手を間違えないように。
言わなきゃいけないけど、言うのが怖い、カッコ悪いと思い悩んでいると、密かに死神どのが背後に忍び寄って来ていることになる。私は思い切って言ってしまってからヘラヘラしている。実は今回私が関わらされた件は誰にも言えない内容だったので、近くの山の神様とか杉林の中とかで、大きな声で山の神様に告白してきたりした。無論誰も居ないことを確かめて、である。言うとラクになれる、と言うのは、キリスト教の牧師に向かってする「懺悔」に通じるものがあると思う。
そして川を見たり、海を見たり、星を見たりして、自分の小ささを感じるようにしている。「私のことなんか気にする人はいないさ。だから図々しく明日も生きていこうかな」と思えるまで、じっくり向かい合ってくると良い。そして最後に私をどん底に突き落としたヤツを思い出しては「ヤツなんかには負けない▼◇米●」と呪いのコトバを吐きながら、今も生きているのだ。
もし、どうしても自殺しなければならないとしたら、相手を名指しし、どんな仕打ちを受けたかを明確に示した遺書を「絶対に遺すべき」だ。予備を含めて3通くらいをあちこちに置いておこう、さもないと憎い相手は、自分の罪など「秒で忘れて」次の標的を捜すだけだ。そもそも罪の意識があるかどうかさえ怪しいヤツなんじゃないかな?
いいか、
いいか、ぜったい恨みつらみを書いた遺書を遺せ!