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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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 森の各所を見て回り、薬品の撒いた箇所の処理を済ませた俺たちは、北の拠点へと帰って来た。


 そして、宿舎の二階に集まって皆で昼食をとっている。


 外で食事が出来るように色々準備もしていたんだが、結局拠点に戻ってからになってしまったからだ。


 そもそも当初の予定では、出発の時刻はもっと遅かったし戦闘だって時間がかかる想定で、もう少し帰還が遅くなるはずだったんだが……大分時間を巻くことが出来た。


 まぁ……拠点に戻って来たところで、食事を新しく作らせるわけにもいかないし、元から用意していた物を食べるんだが、それでも帰還が遅くなるよりは早い方が隊員たちもありがたいんだろう。


 宿舎の雰囲気は随分和やかだ。


「セラ、お前はこれから一の森か?」


「うん。軽く見て回るつもりだよ。この時間なら一時間か二時間くらいは時間が取れそうだね」


 俺一人で行動するわけだし、その気になればもっと長時間探索出来るんだが……夜行性の魔物が多いしな。


 暗くなるまでウロウロして、魔物が森から出てしまった場合を考えるとその辺が妥当なところだろう。


 領都にも大分近付いているし……仕方がないな。


 無理は禁物だ。


 俺の言葉にジグハルトは「そうか……」と頷いた。


「俺たちは明日軽く森を見て回って……それで問題がないようなら、明後日か明々後日には領都に戻るとオーギュストに伝えてくれ」


「了解。ジグさんも少しは領都でゆっくりしたら?」


 他の隊員はちゃんと休みを取るだろうが……ジグハルトはわからないからな。


 セリアーナがフィオーラに愚痴られていたし、その辺のことはジグハルトにも話しているが……念のため俺からも言っておくか。


 当のジグハルトもそのことを思い出したのか、苦笑しながら「まあ……そうだな」と答えた。


 ◇


 食事を終えて少し皆と喋ったところで、俺は一の森の調査に向かうために一足先に宿舎を発つことにした。


 ちなみにウチの隊員はまだ宿舎に残っている。


 今日は彼らは戦闘を行ったわけではないし、長時間の休憩を取る必要はないが……俺の代わりに今日の北の森の様子についてオーギュストたちに報告してもらうことになるからな。


 しっかりとジグハルトたちから聞いておいてもらわないといけない。


 街道沿いで魔物が来るかどうかわからない中で警戒するのと、どっちが大変なんだろうな?


「まぁ……あの人数を街道で待機してもらうだけ……ってのもかなり勿体無いしね。領都も忙しいだろうし、戻って仕事を頑張ってもらわないと」


 街道沿いを南に向かって飛びながら俺は「ウンウン」と頷いていると、街道の先に商隊らしき姿が見えた。


「領都に向かうのかな? 今この辺にいるってことは北の拠点を経由しないで来てるんだろうけど……」


 朝俺たちが北の拠点に到着した時も彼らはいなかったし、北の森での戦闘を終えて戻って来た時もいなかったし、もちろん彼らが立ち寄ったって情報もなかった。


 ってことは、北の拠点のさらに北にある拠点か、村とかから来ているんだろう。


「まだ騎士団の巡回は始まっていないはずなんだけどね。……ちょっと話を聞かせてもらおうかな」


 今この位置にいるってことは、俺たちが北の森で戦っていた時は流石に近くを通っていなかったはずだが……それでもアレだけ派手に森や川を破壊していたんだ。


 街道を移動している者たちに影響があってもおかしくない。


「慌てている様子もないし大丈夫だったとは思うけど……これからオレも森に入るしね。注意もしておくか……」


 俺は高度を下ろすと、彼らに向かって飛んで行く。


 まだ距離があるからはっきりとは分からないが、馬車や護衛の装備のレベルもバラバラだし、どうやら複数の商人や商会の集まりみたいだ。


「……っ!? セラ様!? 皆、停まれ!!」


 俺が後方から接近していることに気付いた冒険者らしき護衛が、商隊の皆に向かって報せている。

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・0枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
斥候職:むっ、おかしな気配、接近!     この気配はまさか魔王種?
特に問題はないだろうけど一応ね…
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