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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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 皆が魔物の処理をしている間、俺は彼らがいる場所から少し東にズレて、ウロウロと移動しながら周囲の警戒を行っていた。


 今二番隊の皆は魔物を引っ張ったり、木を切り倒して橇を作ったりしているんだが……周囲が静かな分彼らの作業の音が森によく響いている。


 戦闘こそ行われていないが、騒がしさって意味じゃ大差はないだろう。


 これだけ騒がしければ……。


「まぁ、こうなるよね」


 視界の先にこちらを遠巻きに見ている多数の魔物の姿があった。


 距離があるので種族はわからないが、大した強さはないし小型か中型の魔物ばかりだし、アレは少数の群れがそれぞれこちらの様子を探っているってだけだろう。


 俺一人ならともかくこちらも人数が揃っているし、大量の魔物の死体もある。


 一斉に号令をかけられるようなボスがいなければ、あの程度の群れがこちらに来ることはない……はずだ。


 とはいえ……念のためだ。


「皆! 奥の方にこっちを探ってる魔物の群れがいるからね」


 背後に向かって警告をすると、彼らは揃って「おう!」と返してきた。


 そして、何人かが繋いでいる馬に乗るとこちら側にやって来る。


 作業の手を減らすことになるが、間に盾役を増やすことで作業に専念出来るようにしたんだろう。


「副長! 死体の移動はもう済んでいる。後は積み込むだけだ」


「それなら二十分もかからないね。無理に威嚇するようなこともないか……」


 大丈夫だとは思っていたが、あまり時間がかかり過ぎると慣れてしまいかねない。


 それで、もし奥の魔物たちがこっちに来るようなら、どうにかして追い払おうと思っていたんだが……どうやらこの分ならこちらの作業の方が早く終わりそうだ。


 俺は魔物たちがいる方向から視線を外さないまま、盾役の兵たちの下まで下がって行った。


 ◇


 幸い森の奥の魔物たちは、予想した通りただの小さな群れがこちらを見ていただけで、襲って来るようなことはなかった。


 死体の積み込みが終わると、俺たちはさっさと森の外に出ることにした。


 さて、とりあえず一の森から魔物の死体を運び出すという面倒な作業は終えることが出来たんだが……これからがある意味本番だ。


 この運び出した死体をどう処理するか……だよな。


「お? 向こうはもう焼却処分を始めているな」


 森から出ると、街道を挟んだ先で煙が上がっているのが見えた。


 作業は向こうの方が進んでいるみたいだな。


「まあ……森から引っ張り出すんじゃなくて、そこら辺に散らばってた死体を集めるだけだしな。……カエルもどきは焼いてないのか?」


「アレは煙が魔物を引き寄せちゃうからね。面倒だけどもう一戦魔物と戦う手間を考えると、持って帰った方がいいんだよ」


 俺が兵たちの疑問に答えると、彼らはうんざりしたような様子で「ああ……」と頷いた。


「変な生き物だよな……アイツ。とりあえず、俺たちも向こうに合流するんだろう? 一緒に焼くか?」


「その方が手間は省けるよな。副長、先に行って話を通してきてくれないか?」


 俺は「はいはい」と返事をすると、調査隊の皆の下に向かって飛んで行った。


 ◇


 調査隊と合流した後は、一の森の魔物も一緒に焼かせてもらったんだが……焼いたのは小型の魔物だけで、オーガの死体はそのまま持ち帰ることにした。


 一の森のオーガの群れ丸ごとは、持って帰れるのに捨てるにはちょっと勿体無いかも……って判断だ。


 デカいオーガの死体は、荷馬車ではなく橇で引くとなると結構な手間になるんだが……まぁ、どうせカエルもどきも持って帰るし、速度にそこまで差が出るわけじゃないしな。


 本音を言えば、全部持って帰りたかったんだが、流石にあの数を荷馬車が無い編成で持ち帰るには、俺たちの数が足りなさすぎる。


 カエルもどきとオーガ……手土産としてはこれで十分だろう。


 商業ギルドは倉庫を空けている最中だし、全部研究所行きかな?

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・0枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
デカイ鳥の魔物は出てこなかったか、唐揚げに出来そうだったのに。
カエルもどきは真面目に意味がわからん生き物よね
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