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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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 応援に寄こされた隊も含めると二十人を超えるし、お陰で調査隊と俺と二手に分かれても問題無く活動出来るようになった。


 ってことで、応援でやって来た隊は俺と共に一の森に入ることにした。


 領都から移動してきて早々に一の森に入るのも大変ではあるが……まぁ、普段からこの辺りで活動している二番隊なら大丈夫だろう。


「……派手にやったもんだな。コレ全部一の森の魔物だろう?」


 一の森に入ってしばらくウロウロしていると、俺が倒した魔物の死体が見えて来た。


 只の森を移動していると急に魔物の死体がゴロゴロと転がっているんだから、驚く気持ちは理解出来る。


 もっとも、大半は俺が仕留めたわけじゃないんだけどな……と伝えようとしたんだが。


「セラがやったにしちゃ綺麗過ぎないか?」


「副長は蹴り飛ばすくらいで、止めはヘビたちに任せたんだろう」


 流石は二番隊といったところだろうか。


 俺がわざわざ言わなくてもわかっているようだ。


「そうそう。地面に転がられるのをわざわざ仕留めて回ったら面倒だからね。止めは任せてたんだ。……片付けやすくていいでしょう?」


 俺がそう言うと、周りから笑い声が起きる。


「街道や草原ならともかく、一の森でバラバラになった魔物の死体集めは俺たちでもしたくねぇな」


「ダンジョンと違って死体を消せるわけでもないしな。これなら槍で引っ掛けるだけで済むし……これからはこうやってくれよ」


 二番隊は俺と一緒に行動する機会もあるし、俺が倒した魔物の処理を任されることも多いだけあって、色々と注文をつけてくる。


「何も考えずにただ倒しまくるだけってのが一番楽だし、こうやって綺麗に倒すのも結構難しいんだけどね……。そろそろオーガとかを倒したところだよ」


 俺は彼らの注文に答えながら周囲を眺めていると、オーガの群れと戦った場所の近くにやって来ていることに気付いた。


「……随分派手に戦ったみたいだな。オーガ程度が何をやったらこうなるんだ?」


「本当だねぇ……戦ってた時は気付かなかったんだけど……」


 戦っていた時はオーガの投擲を躱すことに集中していたが、躱した後はどうなったかとかまでは、流石に注意をする余裕はなかった。


 いざこうやって後から来てみると……。


「酷いもんだね」


 オーガが主に投げていた石はどれもバスケットボールくらいのサイズで、それが直撃したであろう木は幹の半ば近くまで抉れているし、枝や土砂が直撃した木は、枝や葉がボロボロになっていて、一目で何かがあった場所だってのがわかるな。


「……今まで一の森でこんなの見たことがあったか?」


 兵の一人が呆れ声でそう言うと、別の兵が笑いながら答える。


「オーガの群れを相手に一ヵ所で長々留まり続けることはないからな。姫さんくらいだろう」


「真っ先に潰すか、雑魚を片付けてから最後にするか……場合によるが、好きにさせないように盾役が引き付けているし、これだけ暴れさせるってことはまずないよな」


「これだけ暴れさせたとなると……離れた位置からも気付かれたんじゃないか?」


「そうだな……どう片付けるかは後で決めるとして……とりあえずさっさと森から出さないとな」


「じゃー……二手に分かれるか。お前の班は向こうの魔物を集めて来てくれ。こっちは俺たちが集める」


「橇は……集めてからでいいな。折れそうな木も放ったらかしには出来ないし、それを利用するか」


 慣れているだけあって、兵たちは俺が何も言わなくても分担を勝手に決めていく。


 俺はどうしようかな……と周りを見ていると、兵の一人に「姫さん」と呼ばれた。


「アンタは奥から魔物が来ないか見張ってくれるか?」


「奥か……そうだね。ただ、森の上に止まり続けるのは避けたいから、森の中からになるけど……大丈夫かな?」


「デカいトリがいるんだったか? まあ、見れる範囲は狭まるが……接近する群れには気付けるだろう。十分だ」


「了解。それじゃー行ってくるよ」

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・0枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
派手に暴れていたからね、やはり強いは強い
二番隊のセラへの理解が深い^^
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