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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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 森の様子を一通り見て回りとりあえずの移動ルートを見つけると、これ以上留まるのはマズいと判断して、北の拠点に戻って来た。


 拠点の宿舎ではジグハルトたちが俺が出発する時と変わらず、机を囲んで明日の打ち合わせを行っていた。


 ジグハルトはルートなどを書き込んだ地図を受け取ると、それを隊員に渡して話しかけてきた。


「わざわざ悪かったな。お前から見て森はどうだった?」


「移動だけなら問題はなさそうだったけど、皆で戦う……って考えたら邪魔になりそうだったね。開けた場所もなかったし、魔法で地形を変えることを考えた方がいいんじゃないかな? あぁ……それと、ジグさんが言ってたっぽい魔物の群れも遠くからだけど見ることが出来たね」


「ボスはいたか?」


 ジグハルトの言葉に、俺は首を横に振った。


「それっぽいのはいなかったよ。もっと接近して調べて回れば見つけられたかもしれないけど、その群れ以外の魔物も少数だけど居たから止めたんだよ。あの数を纏められるんだし、そこそこの魔物がボスだとは思うけど……」


「結構な数だったろう? アレを纏めるなら……オーガの群れが必要になるが、この周辺でオーガの群れは見かけなかったからな」


「川の向こう側にはいたけど……ソイツらは?」


「向こうから移動してきた痕跡はなかったな。逆もそうだ。直接見てはいないが、向こうにいたのはこの辺にいた魔物じゃなくて、もっと北の方から流れてきた魔物だろうな」


「なるほど……」


 この辺は街道から近いし、比較的森の浅い部分ではある。


 大型の妖魔種とかが生息しているのはもっと森の奥や山の方だし、基本的にこの辺りでは姿を見かけることはない。


「大型の痕跡はなかったから群れにもいないだろうとは考えていたが……お前が見つけられないのなら、間違いなさそうだな」


「大型がいないならボス抜きか?」


 自分たちも話し合っていた兵の一人が、俺たちの話が気になったのか加わって来た。


「ボス抜きでも纏まれるのかな?」


 俺が首を傾げると、また別の兵が口を開いた。


「まだ縄張りを持っていないのなら、互いで様子見しながら共に移動することもあるぞ」


「どうだろうな……一の森から追い出された群れ辺りが率いているんじゃないかと思うが……」


 何人も加わって各々の考えを一しきり出し切ったところで、ジグハルトの意見を求めるように彼を見る。


 その視線を受けて、ジグハルトは肩を竦めた。


「俺は一の森の魔物が絡んでいると見ている。少し前に北の森の方でもあっただろう? それだ」


「コボルトとかその辺がデカい群れ作ってたね。あんまりこっち側の魔物じゃ見れないような戦い方をしてたけど……」


 一の森の魔物が入り込んで短い間なのに、随分動きが変わったのを覚えている。


 それを考えたら、変な動きをしているのも納得出来るかな?


「ふむ……」と考え込んでいると、ジグハルトが笑いながら口を開いた。


「まあ……明日片付けるからな。ここで考え過ぎても無駄なだけだ。それよりも……セラ、街に戻ったらフィオにコレを渡してくれ」


 そう言うと紙を一枚渡してきた。


「何? メモ?」


 細かい字でびっしりと書き込まれているが……内容的に何かの薬品か魔道具かな?


「魔物寄せと魔物避けだ。正規の調合をしたら効果が強すぎるから、効果を抑えた物を用意して欲しい」


「魔物寄せと魔物避けね……誘導に使うのかな?」


「半日程度効果が続けば十分だ。魔物寄せの方は片付き次第焼いておくと伝えてくれ」


 どちらも使い方次第では周囲に魔物を押し付けたりしかねない危険な代物だが、流石にジグハルトもそれはわかっていて、後始末の方法も考えているようだ。


 両方をジグハルトが使うことはリーゼルにも当然伝えるが、始末の方法も伝えるし使用の許可は下りるだろう。


 俺は「了解」と答えた。

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・0枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
ボスが居ないと戦闘は楽だけど誘導が面倒だなぁ
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