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報告書Ⅲ

『実験の経過について』

　鏖殺の騎士の生成実験は順調である。科学圏では『騎士団計画』として進められている本実験の真の目的の隠蔽も完璧であり、現状不安要素はありません。

　また、素体の経過も良好。順調に『第六感』を手にしており、その意識が■■へと向けられる、その基礎は順調に固められている模様。

※『第六感』と殺戮の関係性については、別紙配布資料『生命の危機とその適応能力』をご参照ください。

　現在、目標人数の六千のうち二千を終えており、実験開始当初の演算結果と比較して、進行度合いが予測値を遥かに上回っていることから、賢者の石の生成という目的における第一段階(ファースト・フェイズ)である『騎士団計画』は確実に成功するとみられます。

　■の発生については、前兆というものが存在しないことから予測や仮定は不可能であるため、■■の生活を常に監視する必要があるかと思われます。

　　　　　　　　　　　　　　　提出日時　　1999/8/31/00:57:12