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正体

悠太は森を抜け一人で刀をもち街へと入るとボロマントの男がそこに立っていた。


悠太「お前…ボロマント…」


オディール「もう森を抜けたのか…あいつも役に立たないな…ようこそ…テンデムスへ…この俺がジェネシスマーキュリーのリーダー 、オディール・ワイヨン・ネイスだ。」


悠太「お前がギルドのリーダー…なんで俺の事を知ってんだ。」


オディール「お前のことも知ってる。お前の父親だって知ってるさ…まぁ、俺はお前らの身近にいた人間だ。」


悠太「身近?お前みたいなやつは初めて見たような気もするがな…お前が精霊達の技を使ってる時点でなにか怪しいと思ったけどな…父さんだってお前を倒したいはずさ…でも、来れなかった…」


オディール「お前の父は病気なんじゃないか?弱いな本当に貴様らを見ていると虫酸が走よ…この手でぶっ殺してやりたいよ。」


悠太「やれるもんならやってみろ…お前に俺が倒せるかわかないけどな…俺だって成長している…お前がどれだけ言おうが倒してやる…」


オディールが手から金色の煙管をだした。


悠太「煙管だと?」


オディール「これが俺の武器だ。さあ来い煙幕…」


オディールが煙管を吸って口から出すと煙幕が貼られた。視界が見えなくなった悠太はシルフの風で煙幕を消した。


悠太「シルフ!イフリート!」


シルフとイフリートが刀に力を纏わせた。風と炎が刀を強くした。 悠太は刀を一振した瞬間

何が光こっちに向かってきた。


悠太「!」


煙管が素早い動きでこっちに来る!瞬間オディールは悠太の後ろに立ち蹴りを入れた。それをかわした悠太は煙管を見ていた。煙管を掴んだオディールはのけぞった悠太の頭を煙管で殴った。


悠太「っ!」


オディール「あはは!隙だらけだぞ!そんなんで俺に勝てると思っているのか!」


オディールを間をとった悠太は何をしようか迷っていた。このままでは負けてしまう…どうすればあいつに傷をつけれるかすごく迷っていた。


オディール「迷う時間があるなら攻撃してこい!」


「兄貴から離れろ!」


と後ろから棍を振りかぶった小毬がいた。


悠太「小毬!なんでここに来たんだ!医療班は!」


小毬「母さんに許してもらってここに来たの!私はこいつを知ってるよ!今までなんで気付かなかったのよ!」


悠太「え?俺だけが知らなかったのか?」


小毬「母さんは知ってたの!私はそれ聞いてきたの!兄貴が一番苦しくなるって母さんが言ってたの!」


オディール「なんだ…小毬…俺のことを知ってるだと?」


氷の風がボロマントのフードをなびかせた。するとフードが外れた…そう誰もが知っていた人物だった…いるはずもない戦場になぜかコイツだけはいた…悠太は心から思った…なんでこんな世界が生まれたのか…なんでこの人が敵に回ったのか。そしてなんで帰ってこなかったのか…いま理解した…全部を悠太は全部を理解した


小毬「なんで2年間も…」


悠太「なんで街にいるはずの…なんで」


オディール「…」


悠太「父さん…」

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