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○五世紀から十世紀くらいのフランスに良く似た~
モデル的には西フランク王国となります。ただ、完全に同じではありません。それについては後ほど。
時代を幅広くしているのは色んな理由がありますが、一番は魔法による文明進歩の影響を加味したからです。
一般的には暗黒時代の始まりだとか、中世の初期などとされている頃です。
○~にあたる地域
まどろこしいですが、こう表現しないと間違うのでこうしました。クローはともかく、コウとリーンはダイレクトに「中東」とか「インド」って言いそうですけどね。
○この世界が丸いか~
恐ろしく簡単な調査で自分たちの大地が丸いかどうかは判断できたはずです。
また、平面世界の場合、風景はそこの住人にどのように映るんでしょう? 目さえ良ければどこまでも遠くが見えるはずなんですよね。
この辺はふわっとさせておくのが異世界物の作法かと思い、あやふやにしてあります。
○魔法とモンスター
魔法が使えて、恐ろしいモンスターが跋扈するのが異世界物の王道でしょう。
色々な解釈がありますが、ここでは魔法の恩恵≦モンスターの脅威としてあります。
人類が絶滅するほどのストレスではないが、我々の世界より文明の進歩は遅くなる程度といったところでしょうか。
○胡椒栽培
胡椒の木を育てる試みは趣味の分野になりつつあるそうです。鉢植えで胡椒の木を育てて、収穫した胡椒を楽しむのだとか。
発芽に関しては化学物質で刺激を与えたり、渡り鳥に食べさせたりと色々なことをしないと駄目だそうです。調査はしたのですが、大半が英文だったので詳しくは解りませんでした。
胡椒の木そのものは蔓状に育ちつつ木になるという形で、非常に強い連作障害もあるそうです。
コウたちはチート連発で胡椒栽培していますが、まあ、これはこの作品での限界点として考えてください。




