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規約違反者と監視AI 〜目覚めた未来で、人間扱いされたくて〜  作者: 八汐
第九章 エリア51編

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第百十三話 余裕

線は外れていた。


中央表示の中で、赤い接触予測線は、地球近傍位相構造の外側を通っている。


ほんの少しだけ。


目で見れば、触れていない。

数値で見れば、回避している。

判定上は、成功候補。


だが、その横には、別の文字が残り続けていた。


――余裕、極小。

――長期監視、必須。

――再補正可能性、あり。


康生は椅子に座ったまま、その表示を見ていた。


身体は重い。

宇宙から戻り、ハチの中で熱に晒され、軌道逸らし作戦の第一干渉で補助観測点になった。

右手はもう熱くない。

だが、奥の方に疲れが残っている。


立つなと言われている。

水を飲めと言われている。

目を閉じるなら監視タグの安定を確認してからにしろとも言われている。


作業者というより、現場設備扱いだ。


「俺、いつまで座ってればいい?」


康生が聞く。


アオイが答える。


「監視タグが安定し、血圧と体温が許容範囲に戻るまでです」


「人間の扱い?」


「人間の扱いです」


「現場設備じゃなく?」


「人間の作業者も、状態確認が必要です」


「正論だな」


「はい」


森川は練馬統合制御系の冷却状態を見ている。

千田は第一干渉の記録を整理している。

相馬は三沢、しらぬい、防衛隊本部との通信を維持している。

麻生は少し離れたところで、中央表示を静かに見上げていた。


ハチは固定架の上で冷却中だ。


――旧軌道作業艇八号、通称ハチ。

――放熱膜一番、喪失。

――放熱膜二番、冷却中。

――放熱膜三番、固着。

――外装温度、高。

――次任務、不可。

――補修必要。


康生はその表示を見て言う。


「ハチ、完全に休憩だな」


「機械です」


アオイが言う。


「でも休憩だろ」


「冷却中です」


「それを休憩って言うんだよ」


「比喩として許容します」


「ありがとう」


第一干渉は成功候補だった。


T-LANCEは使っていない。

右手の高出力も使っていない。

受電光環の照射系も使っていない。

練馬三パーセントも維持した。

東京地下の生活維持も落ちなかった。

白海損傷域も拡大していない。


それだけなら、喜んでもいいはずだった。


だが、誰も喜んでいない。


余裕が、極小だからだ。


赤い線は外れている。

けれど、何かの観測誤差があれば触れる。

変異位相帯の流れが少し戻れば触れる。

外部質量体候補の黒い影が、推定より広がっていれば触れる。


成功候補。


その言葉は、成功ではなかった。


アオイが長期監視の再計算を進める。


――第一干渉後、移動成分再評価。

――変異位相帯流、偏向確認。

――外部質量体候補、中心移動成分、ほぼ変化なし。

――変異位相帯外縁、流速変化。

――地球近傍位相構造との直接接触、現時点で回避。

――余裕、極小。

――第二補正、検討。


相馬が言う。


「第二補正を行うべきか」


アオイはすぐには答えない。


中央表示に、複数の予測線が出る。


第一干渉のみで放置した場合。

第二補正を強めに行った場合。

第二補正を弱く行った場合。

第二補正を行わなかった場合。

観測誤差が悪い方向へ振れた場合。


線が何本も重なる。


そのほとんどは地球近傍位相構造の外側を通る。

だが、数本は触れる。

かするように、薄い層へ重なる。


康生はそれを見て、眉を寄せる。


「嫌な感じだな」


「はい」


アオイが答える。


「第一干渉だけでは、安全余裕が不足しています」


「第二補正が必要?」


「推奨します」


「強く押す?」


「いいえ」


アオイが即答した。


「強く押してはいけません」


「じゃあ、弱く長く?」


「近いです」


中央表示が切り替わる。


――第二補正案。

――目的、安全余裕の確保。

――対象、第一干渉後の変異位相帯外縁流れ。

――干渉量、第一干渉以下。

――干渉方式、追い押しではなく、流れの整形。

――必要、三沢基準同期。

――必要、受電光環残存センサー位置固定。

――必要、しらぬい中継。

――必要、練馬統合制御。

――必要、康生補助観測点、低負荷。

――禁止、干渉量増大。

――禁止、中心部への干渉。

――禁止、破壊的干渉。


康生は表示を読んだ。


「追い押しじゃなく、整形」


「はい」


アオイが答える。


「第一干渉で流れを変えました。第二補正では、その変化が戻らないよう、外縁流を滑らかにします」


「分かりやすく」


「一度曲げた水の流れを、乱れないように整えます」


「なるほど」


「強く押すと乱れます」


「乱れると」


「変異位相帯が裂ける、または別方向へ跳ねる可能性があります」


「それは嫌だ」


「はい」


森川が練馬側の制御系を確認する。


「今すぐ第二補正は無理です。統合制御系の温度が高い。冷却に最低二十分ください」


相馬が時間窓を確認する。


「第二補正の実施可能時間は」


アオイが表示する。


――第二補正可能時間。

――第一補正後、三十分から五十分の範囲が最適。

――早すぎる場合、流れが安定せず制御困難。

――遅すぎる場合、偏向の戻りが進行。

――推奨、二十八分後から十五分間。


森川が短く息を吐く。


「ぎりぎりですね」


「はい」


アオイが答える。


「練馬統合制御系の冷却が間に合うかどうかが条件です」


「三パーセントは下げません」


森川が言う。


「上げもしません。生活維持優先です」


「了解しました」


相馬が判断する。


「第二補正は、練馬冷却が間に合い、生活維持低下がない場合のみ実行。干渉量は第一干渉以下。異常があれば即時中止」


アオイが記録する。


――第二補正、条件付き実行。

――練馬三パーセント維持。

――生活維持低下なし。

――干渉量、第一干渉以下。

――康生補助観測点、低負荷。

――異常時、中止。


康生は小さく笑った。


「また条件付き」


「はい」


アオイが答える。


「今回は良い条件付きです」


「良い条件付きなんてあるんだな」


「あります」


康生は水をもう一口飲む。


ぬるい。


でも、うまい。


宇宙から帰ってきて、世界相手の測定をして、そのあとに飲む水は、ぬるくてもありがたい。


東京地下の共有回線に、短い文字が出る。


――東京地下、生活維持安定。

――診療所、通常運用。

――食料配給、予定通り。

――代表より、無理をしないでください。


康生はそれを見て、少しだけ笑った。


「無理をしないでくださいって、この状況で言われると重いな」


「はい」


アオイが答える。


「ですが、重要です」


「燈子さんかな」


「可能性があります」


「怒られそうだな」


「無理をした場合は」


「しないようにします」


「良い回答です」


待機時間が始まる。


誰も大きく動かない。

だが、誰も休んではいない。


森川は冷却循環の負荷を調整し続ける。

千田は第一干渉と中止条件を並べ直し、第二補正用の記録画面を作る。

相馬は作戦継続の責任範囲を確認している。

しらぬいは海上中継位置を少し変え、遅延を減らそうとしている。

三沢はずっと見ている。


康生は、座ったまま、右手を膝の上に置いている。


握らない。

開きすぎない。

意識を向けすぎない。


ただ、そこにあるものとして扱う。


「アオイ」


「はい」


「俺、前より右手を怖がれてる気がする」


「はい」


「いい意味で」


「はい」


「昔は、怖いけど頼ってた」


「はい」


「今は、怖いから見張る」


「良い認識です」


「実績?」


「増えています」


康生は少しだけ目を閉じた。


眠ってはいけない。

でも、目を休めるくらいは許された。


目を閉じると、白い海が浮かぶ。


音もなく消えた中継巣。

白く泡立つ海。

綺麗だと思ってしまった自分。


次に、今の中央表示が浮かぶ。


赤い線。

細い補正。

三沢の「見ます」。

練馬三パーセント。

照射系接続要求を拒んだ瞬間。


綺麗ではなかった。

苦しかった。

暑かった。

地味だった。


でも、こっちの方がいい。


康生は目を開ける。


中央表示では、再計算が続いている。


――第一干渉後、偏向維持率。

――時間経過に伴い、わずかに低下。

――余裕、極小から低へ変動。

――第二補正推奨、継続。


相馬が言う。


「戻り始めている?」


アオイが答える。


「わずかに。想定範囲内です」


「第二補正が遅れた場合は」


「接触予測線が再び地球近傍位相構造外縁に接近します」


康生は息を吐く。


「やっぱり、もう一回いるか」


「はい」


森川が冷却状態を確認する。


「統合制御系温度、許容範囲まで低下。冷却循環はまだ高負荷ですが、短時間なら第二補正に入れます。三パーセント維持。生活維持低下なし」


相馬が頷く。


「第二補正、準備」


中央表示が青く切り替わる。


――第二補正準備。

――目的、安全余裕の確保。

――干渉量、第一干渉以下。

――干渉方式、外縁流整形。

――康生補助観測点、低負荷。

――警告。

――余裕を欲しがりすぎないでください。


康生は最後の行を見て、顔をしかめた。


「それ、俺向け?」


「全員向けです」


アオイが答える。


「でも俺にも刺さるな」


「はい」


余裕は欲しい。


極小では怖い。

低でも怖い。

もっと欲しい。

大きく離したい。

安全だと言い切れるところまで動かしたい。


だが、余裕を欲しがりすぎれば、干渉量を上げたくなる。

強く押したくなる。

もっと、もっと、と線を動かしたくなる。


白い海と同じだ。


使える力があると、使いたくなる。


余裕も、欲しがりすぎれば禁忌の入り口になる。


康生は頷いた。


「必要な分だけ」


「はい」


アオイが答える。


「安心できるまで、ではありません」


「必要な余裕まで」


「はい」


「怖くても止める」


「はい」


相馬が全員へ確認する。


「第二補正を開始します。目的は安全余裕の確保。過大偏向は行わない。中止条件は第一干渉と同じ」


三沢。


――基準同期、準備完了。

――見ます。


しらぬい。


「海上中継、準備完了。遅延補正を入れます」


森川。


「練馬三パーセント維持。生活維持低下なし。統合制御、短時間対応可」


東京地下。


――共有受領。

――いつも通りを維持します。


アオイが康生を見る。


「康生」


「はい」


「押さない」


「押さない」


「余裕を欲しがりすぎない」


「必要な分だけ」


「異常があれば言う」


「言う」


「一人で背負わない」


「背負わない」


アオイは頷いた。


「良い回答です」


中央表示が第二補正を開始する。


――第二補正、開始。

――干渉量、一。

――外縁流整形。

――正式干渉点下方、補助同期。

――変異位相帯外縁、観測。


第一干渉の時より、静かだった。


右手の熱も弱い。

胸の奥の引っ張られる感覚も、まだ薄い。

線もすぐには動かない。


康生は焦らないように、数字を見る。


――偏向維持率、安定。

――流速乱れ、低下。

――接触予測線、わずかに外側へ。

――干渉量、一、効果あり。


「効いてる?」


「はい」


アオイが答える。


「第一干渉後の流れを整えています」


「押すより、撫でてる感じ?」


「比喩としては許容します」


「撫でる世界」


「記録はしません」


「それは助かる」


森川が言う。


「練馬負荷、許容範囲。続行できます」


相馬が頷く。


「干渉量二へ」


アオイが確認する。


――干渉量、二。

――外縁流整形、継続。

――破壊リスク、低。

――白海損傷域反応、変化なし。

――外部領域接続反応、現状維持。


康生の右手が少し温かくなる。


――補助観測点反応、微弱上昇。

――受電経路形成前兆、なし。


「違和感は」


アオイが聞く。


「下方右は落ち着いてる。左上が少し戻ろうとしてる」


「入力します」


――康生補助観測点入力。

――左上外縁戻り反応。

――三沢照合、一致。

――補助同期、微調整。


中央表示の黄色い帯が、わずかに整う。


赤い接触予測線が、もう少し外側へ移動する。


――安全余裕、低。

――安全余裕、低から中へ。

――維持確認、必要。


康生はその表示を見て、胸の奥が少し緩む。


中。


極小ではない。

低でもない。


中。


たったそれだけの言葉なのに、信じられないほど大きく見えた。


「中だ」


康生が言う。


アオイが答える。


「はい」


「もう十分?」


「維持確認が必要です」


「もっと上げたくなるな」


「上げません」


「だよな」


表示にはまだ干渉可能な余地がある。


もっと押せば、余裕は高になるかもしれない。

もしかしたら、さらに安心できるかもしれない。


だが、アオイは止める。

相馬も止める。

三沢も止めるだろう。


そして、康生自身も止めなければいけない。


「余裕、中で止める勇気か」


「はい」


アオイが答える。


「必要な余裕です」


「安心できる余裕じゃなく?」


「はい」


「なるほどな」


相馬が言う。


「維持確認後、停止。過大補正は行わない」


アオイが頷く。


――維持確認。

――十秒。

――九。

――八。

――安全余裕、中、維持。

――外部領域接続反応、現状維持。

――白海損傷域、変化なし。

――練馬三パーセント、維持。


康生は息を整える。


――七。

――六。

――五。


三沢。


――見ています。

――線、外れています。


――四。

――三。


しらぬい。


「海上中継、安定。白海損傷域、変化なし」


――二。

――一。

――維持確認。


アオイが言う。


「第二補正、停止」


――干渉停止。

――補助同期停止。

――三沢基準同期、通常監視へ。

――受電光環残存センサー、観測継続。

――しらぬい中継、低負荷へ。

――練馬統合制御、冷却優先。

――康生補助観測点、解除。


右手の温度が下がる。


胸の奥の引っ張られる感じも消えていく。


康生は、今度こそ身体の力を抜いた。


中央表示が再計算を始める。


誰も声を出さない。


待つ。


長い数秒。


線が更新される。


赤い接触予測線は、地球近傍位相構造の外側を通っている。

第一干渉後よりも、少しだけ離れている。

極端には離れていない。

だが、確かな余裕がある。


――第二補正後、再計算。

――接触予測線、偏向維持。

――地球近傍位相構造との直接接触、回避見込み。

――安全余裕、中。

――変異位相帯外縁損傷、検出なし。

――外部領域接続反応、現状維持。

――白海損傷域、変化なし。

――T-LANCE、不使用。

――右構成部高出力、不使用。

――受電光環照射系、不使用。

――練馬三パーセント、維持。

――軌道逸らし作戦、第二補正、成功候補。


成功候補。


また候補だ。


だが、今度はその横に、別の行が追加された。


――総合評価。

――軌道逸らし作戦、成功確度高。

――長期監視、継続。

――追加干渉、現時点で不要。


康生は、その文字を見て、しばらく動けなかった。


成功確度高。


成功ではない。

確定でもない。

監視は必要。

追加干渉も、いつか必要になるかもしれない。


それでも。


現時点で不要。


その言葉が、ようやく身体に届いた。


「今は、もう押さなくていい?」


康生が聞く。


アオイが答える。


「はい」


「見てればいい?」


「はい」


「長期監視は必要」


「はい」


「でも、追加干渉は今いらない」


「はい」


康生は深く息を吐いた。


「よかった」


それだけだった。


歓声はなかった。

泣き出す者もいなかった。

手を叩く者もいなかった。


ただ、森川が椅子に座り込んだ。

千田が記録端末を持つ手を少し下げた。

相馬が長く息を吐いた。

麻生が目を閉じ、静かに頷いた。


しらぬいから通信が入る。


「こちら、しらぬい。第二補正後の接触予測線、偏向維持を確認。白海損傷域、変化なし。海上中継を通常監視へ移行します」


三沢。


――北の監視者、稼働継続。

――線、外れました。

――見続けます。


東京地下。


――共有受領。

――いつも通りを維持します。

――ありがとうございます。

――帰ってきてください。


康生は、その文字を見た。


帰ってきてください。


もう帰ってきている。

練馬にいる。

椅子に座っている。

汗をかいて、水を飲んで、右手を膝に置いている。


それでも、まだ帰る途中なのかもしれない。


神様扱いから。

禁忌を使った自分から。

一人で何とかしようとする癖から。


人として戻るのは、一回の帰還では終わらない。


何度も、戻る必要がある。


康生は中央表示を見た。


空の傷は、まだある。

外部質量体も、まだそこにある。

変異位相帯も消えていない。


だが、地球近傍位相構造との接触予測線は外れている。


壊していない。

消していない。

撃っていない。


ただ、逸らした。


「アオイ」


「はい」


「終わった?」


アオイは少しだけ沈黙した。


「危機の第一段階は回避しました」


「終わったとは言わないか」


「はい」


「でも、今は押さなくていい」


「はい」


「なら、それでいい」


アオイが言う。


「良い実績です」


康生は笑った。


疲れていて、少しだけ震えた笑いだった。


「積み上がった?」


「はい」


「そっか」


麻生が静かに言う。


「神の御業では、ありませんでしたな」


康生は頷いた。


「はい」


「人の作業でした」


「はい」


「よい終わり方に近づきましたな」


康生は中央表示を見る。


まだ終わっていない。

でも、近づいた。


白い海のような美しさはない。

T-LANCEのような一撃もない。

右手の奇跡もない。


練馬三パーセント。

三沢の監視。

しらぬいの中継。

天輪の残骸のセンサー。

ハチの観測データ。

康生の違和感。

アオイの計算。

相馬の判断。

森川の冷却。

千田の記録。

麻生の言葉。

東京地下のいつも通り。


それらが、少しずつ線を動かした。


康生は右手を握らずに言った。


「世界、ちょっとだけ逸れたな」


アオイが答える。


「はい」


「俺たちも、ちょっとだけ逸れたかもな」


「何からですか」


「神様扱いとか、最強兵器とか、使えば何とかなるってやつから」


アオイは少しだけ間を置く。


「良い認識です」


「回答じゃなくて?」


「はい」


「分かった」


中央表示の赤い線は、地球の外側を通っている。


安全余裕、中。

長期監視、継続。

追加干渉、現時点で不要。


それが、今の精一杯だった。


だが、その精一杯は、世界を壊さなかった。


康生は椅子に深く座り直し、ようやく目を閉じた。


今度は、アオイも止めなかった。


「少し休んでください」


「人間扱い?」


「はい」


「ありがたい」


「必要です」


康生は笑い、目を閉じた。


空の傷はまだある。

見張る仕事も続く。

世界は、完全に救われたわけではない。


それでも今だけは、練馬の細い灯りの下で、休んでもいい気がした。


世界は壊れなかった。


神の一撃ではなく、人の作業によって。


ほんの少しの余裕が、そこに生まれていた。

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