いきなり実戦なんて!?
みんなは戸惑って困っていましたが、スフィア先生が言い聞かせました。
『大丈夫だ、私は生徒を怪我させるわけにはいかないからタッチをして攻撃をする。
私にタッチをされた生徒は攻撃に参加をする事が出来ないというルールだ』
どうやら遊び感覚で実戦をするみたいです。
しかし、私達は武器を持っているので先生は危なくないのかな?
と思ってましたがスフィア先生が不敵な笑みを浮かべていました。
『私は大丈夫だ、思いっきり来い』
凄いオーラを感じます、どうやら余計な心配事でした。
まず初めに生徒の半分が槍や剣を持ってスフィア先生を囲む作戦に出ました。
一斉に生徒が攻撃を仕掛けましたが、スフィア先生は高く跳んで回避をしていました。
『えっ!?』
『跳んだ!?』
『高いっ!』
五人はあっという間にスフィア先生にタッチされました。
『はい、五人とも退場ね』
さすがスフィア先生だ・・・凄いです。
次は赤髪の女の子リーネちゃんと青髪の姉妹が三人で戦闘態勢に入りました。
えーと、確かポニーテールの子が姉のカナタちゃんで、
ツインテールの子が妹のターニャちゃんだっけ?
リーネちゃんは槍を持ち、青髪の姉妹は双剣を構えていました。
三人は様子を伺っていた。
『む・・・来ないなら私がいくぞ?』
スフィア先生がリーネちゃんに向かって攻撃を仕掛けようとすると、
カナタちゃんとターニャちゃんが挟み撃ちをして双剣を振り下ろした。
『『えぇい!!』』
『おっと、なかなかやるね!』
スフィア先生が一歩後ろに下がったところを、
リーネちゃんが前に出て槍を思いっきり突きました。
『これでどうかしら!』
捉えたと思いきや、槍の柄を掴まれて引っ張られていた。
そして肩をタッチされていました。
『はい、リーネちゃんも退場』
『やられましたわ・・・でも・・・!』
何かを企んでいる顔をすると、カナタちゃんが合図を出しました。
『リーネさん!避けて!!』
『ええ、後はお願いしますね!』
リーネちゃんはしゃがみ、姉妹がスフィア先生に向かって双剣を振っていました。
これで捉えたと思いきやスフィア先生が後ろに大きく下がり、
すぐに前に出て二人の肩をタッチしていました。
『残念、三人の作戦は良かったけどまだまだ速さが足りないな』
残るは私達二人になってしまいました。
『ローラ!行くよ!』
『ええ、頑張りますわ!』
私は槍を持ち、ローラは大剣を構えて掛け走りました。
ローラが先にスフィア先生に攻撃を仕掛け、
交わした所を私が槍を突く作戦に出ました。
『攻撃は悪くないが・・・力を入れ過ぎてかわされると隙が出るよ』
『『きゃあ!』』
背後に回られ、同時に背中をタッチされました。
スフィア先生人間業じゃない・・・強すぎますね。
こうして実戦が終わり、スフィア先生は一人一人に戦い方のアドバイスを的確に教えていました。
この実戦は勝ち負けではなく、みんなの技量や瞬発力を見極める為の実戦だったみたいです。
みんなは的確なアドバイスを貰って素直に頷いていました。
私達はこの先生に教えて貰えるなら、騎士として立派に成長出来る気がしました。