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「扉」の向こう   作者: てまっと
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第1話 合格通知

一通の合格通知が届いた。


全国の小学六年生を対象とした共通試験。国語、算数、理科、社会の四教科の合計点の上位百名が来年度から国によって新設される(Super junior high school)通称SJHへ無償で強制入学させられる。

近年の日本の大学の世界ランキングの低下などから創られた超優秀な者のみに許された場所に、なぜか普通の頭のこんな少年が。。。ほんと何で。。。


「何でなんだよ!!!」


_____________________________



いつも通り帰りの会が終わり新作ゲームソフトの抽選会場へと一足早く向かおうとしていた平凡な少年の前にニコニコ顔の校長が立ちふさがる。


「いやあねぇ、まさか正樹くんが、こんなに優秀だとは知らなかったよ。もうちょっと普段のテストでも頑張ってくれたら良かったのに」


”急いでいるのに話しかけるな。このデコ禿おっさん。”


脳内では校長への誹謗中傷の言葉がどんどん浮かび上がる。


「あの、急いでるんですけど・・・」


「ああ、そこんとこ悪いんだけどね。ちょっと渡したいものがあるんだよ」


「渡したいもの?」


「ああ、これこれ。前の全国共通SJH選抜試験のね」


「何かそんなのあったっすね」


「んでね、これが合格通知なんだけど。というか本当ならこんな廊下じゃなくて校長室で渡したかったんだけど。君、いつもすぐ帰っちゃうし」


「合格通知?まあいいや。何か図書カードとかが貰えるやつですよね?ありがたくもらっときまーす」


何も知らなかった俺は校長の手から書類を受け取り足早に下駄箱の方へと駆けていった。


「ほんと、何であんなのが受かったんだろ」


_____________________________


「ああっもう列になってるし!クソッ明日渡してくれりゃいいのにこんなもん」





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