表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぶっちゃけ大化の改新って何?ってレベルの俺が、当時のドロドロ権力抗争を最前線で見守ることになったんだが。  作者: 五稜 司


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/36

第2話:秘密のスタバ(?)で密談。~俺、国家転覆の証人になっちゃうの?~

「……いや、ここ、スタバ(塾)じゃね?」

俺が連れてこられたのは、南淵請安みなぶちのしょうあんっていう超エリート講師がやってる私塾。

当時は最新の中国文化(唐の知識)を学べる、意識高い系たちのたまり場だ。

俺の隣には、さっきの「クツ拾い事件」で意気投合したらしい中大兄皇子と中臣鎌足が座っている。


「いいか、今の日本(倭国)は、蘇我入鹿っていう一人の独裁者に牛耳られたブラック企業(豪族中心の政治)なんだよ」

皇子が、竹簡をタブレット(記録媒体)みたいに指でなぞりながら熱弁を振るう。


「俺はこれを、誰もが等しく国に仕える中央集権(公地公民)にアップデート(改新)したい。鎌足、お前のプロデュース能力(知略)が必要なんだ」

鎌足は、眼鏡をクイッと上げるような仕草(実際は眼鏡なんてないけど)で頷いた。


「わかってますよ、プリンス。入鹿の奴、最近は天皇より豪華な墓を建てたりして、完全に運営(権力)を私物化してますからね。……で、そこのガキは誰です?」

鎌足の鋭い視線が俺に突き刺さる。


「あ、俺っすか? 海斗っす。ま、なんとかなるんじゃね? って思って見てるだけなんで、気にしないでください」

「海斗か。お前、さっきの俺のシュート(蹴鞠)にツッコミ入れただろ。面白いやつだ、お前もこのプロジェクト(倒幕計画)の記録係(証人)になれ」

こうして俺は、歴史の裏側のヤバすぎる会議に強制参加させられることになった。


「あ、あの……」

ふと横を見ると、さっきの可愛い女の子が、お茶(薬湯)を運んできてくれた。

「あ、ありがとう」

「……お気をつけて。ここは、とても危ない場所ですから」

彼女が耳元で囁いた声に、ドクンと心臓が跳ねた。


え、何このフラグ(恋の予感)?

でも、このドロドロの権力抗争の中で、俺の命、本当に「なんとかなる」のか!?


【今回の学習ポイント:南淵請安の塾】


南淵請安みなぶちのしょうあん: 遣隋使として中国に渡り、当時の最新知識を日本に持ち帰った超重要人物。


密談のスタイル: 中大兄皇子と中臣鎌足は、この塾に通う道すがら、蘇我氏を倒す計画を練ったと言われている。つまり、勉強しに行くフリをして「クーデターの会議」をしていた。


当時の権力構造: 当時は蘇我入鹿が圧倒的な権力を持ち、天皇をしのぐほどの勢いだった。これが後の「乙巳の変」の原因になる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ