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みいちゃんが教えてくれた…  作者: めぐみ千尋
6章 そういえば昔うちにも猫がいた

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猫の心がわかる?!

「ミャ〜」

天ちゃんが何かいうが、わからない。天ちゃんは諦めたのか、達のところへつかつかと歩いて行き、

「ニャーニャー」

と言う。達もじっと天ちゃんを見ているが、何を言われているかはわからないようだ。

(人間の心もわからない人に、猫の心なんかわかるわけないわ…。)

達を見ながらそう思ったら

「そうだ、あれがいい」

達は言って、脇にあるスマホを取っていじり始めた。

(スマホはいらないいらない言ってる割には、色々使っているじゃん。)

達は何かをダウンロードしているようだ。

「できたできた。ほら見ろ。」 

珍しく興奮気味の達に、画面を見ると「愛猫の気持ち翻訳アプリ」とある。

愛子は思わず笑ってしまった。そんなので猫の言葉がわかるはずが…

無いとは思ったものの、愛子は天ちゃんの口元にスマホを近づけてみる。

天ちゃんは何も言わない。

「天ちゃん」

呼んでみた。

「ニャー」

鳴いたので画面を見てみると

「はい、ママ」と出ている。

画面を覗いた達は、

「なかなか合ってるんじゃないか?」

と言った。達は、天ちゃんの前に行き、スマホをかまえた。天ちゃんは、何か話をしている。

達がもう一度画面を見ると

「下僕、かしずいて」と出ている。

横から覗き込んだ愛子は吹いてしまった。

「簡単な一言を推測するには面白いけど、天ちゃんが何か伝えたいことをこれで知るには無理があるかもね。」

「そうだな。」

達は苦笑いをしている。


(下僕…。まさか、「俺様」が猫の下僕になるとは夢にも思わなかっただろうね。)

この日は、午前中こんなにのんびりしていたのに、午後になったら親戚の野暮用などが入ってしまって愛子は散々動き回って忙しかった。

全て用事が終わったのは6時過ぎで、いつの間にか達が買ってきたスーパーのお弁当を食べて、お風呂も入らないまま居間で居眠りをしてしまった。

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