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十人十色の昼下がり  作者: 昼に詩う者たち
『ある日の昼 ふとこぼれた○○』から始まる詩
24/42

山之上 舞花さま

ある日の昼 ふとこぼれた涙

窓の外の光景に 目を丸くして見入る


いつものように 馬鹿なことをしている男子

それを見て 笑っている人たち


とうとう先生が 男子たちを追いかけて

絶妙な距離で 逃げる男子


その中の一人が 振り仰ぐ

視線があった 気がした



ある日の昼 ふとこぼれた涙

偶然にみてしまった 光景


告白が したかったわけじゃない

ただ 見ているだけでよかった


それなのに なんでみてしまったのだろう

彼の 告白シーンを


聞こえてくる 言葉に

うまくいったのが 伝わってきた



ある日の昼 ふとこぼれた涙

ひとしずく 頬を伝わった


すぐにハンカチで 抑えたけど

それを 君に見られた


それから 道化になった君

いつでも笑わそうと 必死になる


そんな 君に 

私は 笑わされてばかりいる


ねえ もういいよ

そろそろ 違う言葉がききたいな



※※※※



ある日の昼 いつもの光景

自分の席で 弁当を食べる君


何が 面白いのか

友達と 笑いながら


その笑顔に 安堵する

君に涙は 似合わない



ある日の昼 いつもの光景

顔を上げた君と 視線が合う


目が合うたびに ドキリとする

もの問いたげな そのまなざしに


もしかして と、思ってしまう

期待をしても いいのかと



ある日の昼 いつもと違う光景

隠れるように 泣いていた君


とても綺麗な 顔だった

そんなことは 言えないけれど


君の涙に やられた俺

君の為なら 道化になろう



ある日の昼 いつもと違う光景

弁当を忘れた俺 目の前にいる君


お金も忘れたと 話していたら

君が 目の前に立っていた


自分の弁当を 差し出す君

真っ赤な顔の 君の勇気



ある日の昼 いつもと違う光景

お礼の言葉を 言うはずだった


勢い余って 告白だ

もっと真っ赤な 顔の君


小さな声で はいの返事

思わず抱きしめた俺は 悪くない

二つの詩の内容が続きとなっていたため、『「ある日の昼 ふとこぼれた○○」から始まる詩』のお題の詩と、『テーマは昼で自由にうたおう』の詩を同時掲載しております。

主催者との連歌ではなく、どちらもご本人さま執筆の詩です。

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