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十人十色の昼下がり  作者: 昼に詩う者たち
『ある日の昼 ふとこぼれた笑み』から始まる詩
21/42

なななんさま




ある日の昼 ふとこぼれた笑み


窓から見える樹


夏葉へと向かう緑


重なり合う音に 耳を傾け




男弦ウージル 女弦ミージル 中弦ナカジル


調弦の響き 蘇る紺碧の風


島人しまんちゅの唄 共に歌う




楽しき音 優しき言葉


その中で詠われる哀しさ


未だ癒えぬ傷を




内包し 咀嚼し


柔らかな旋律で発露する強さ


憧憬をもって 紡ぐ




寄り添えど


島人しまんちゅぬ宝とはなれぬ我が身


本土ほんどの片隅で


貴方方あなたがたの音を 繋ぐ




さとうきび畑で


親を探すことのなきようにと


願いながら




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