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へんな夢  作者: mowamowaRin
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1−2

我慢できなかった俺は傘を指して外に出た。

ウィッグもちゃんとかぶってるし、メイクもバッチリだ。これで俺を知ってる奴らとバッタリ会っても“あの陰気いんきくさオレ”だと気付かれることはない…筈だ。馬鹿め

「雨男、治す方法ないかな。」

俺はとりあえず近くのスーパーまで歩いて行くことにした。酒もそろそろ補充しないとだし。

「ん?」

公園で小さな子供が遊んでる。傘を沢山さして傘のテントを作っている。母親たちが屋根の下からそれを見てニコニコしている…

「あー…小さい頃は俺もやってたなぁ」

気味悪いくらいブツブツつぶやいてるうちにスーパーの前についていた。…とにかく酒を買わないと!!

俺は少なくなっていた食材と、缶ビールを大量にカゴに入れてレジに向かった。

ドンッ、誰かとぶつかった!

???「あ、すいません」

「…いえ!こちらこそ。」

???「…」

「…」

ぐっ、気まずい。早くレジに並ぼう!

俺がレジに並ぶとさっきぶつかった女が偶然、俺の後ろに並んだ。そして指で肩をつつかれた。

???「…あの」

「あ、はい、…何でしょうか。」

???「これ、落としましたよ」

「…あ!俺の。いや、私のですね。すいません。」

どうやら財布を落としていたらしい。…不注意過ぎだろ!親切な人で助かった。

スーパーを出て傘をさして帰っていると 野良猫をみつけた。ベンチの下で縮こまって、雨宿りしている。

「お前も雨は嫌だよな。分かるぞ…」

振り返ると、さっきぶつかった女が偶然俺の後ろを歩いていた。

俺はなにも気にせず帰ることにした。

雨が降り続けてる。

俺は泣いている。

ここは俺の居場所じゃない。

俺の人生は此処じゃない。

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