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暗くなって、お店のなかも、そして街路も
一日を経た結果として、目に見えず
けれど、ひどくにごっている
追い打ちをかけるように前を歩いている男の、たばこの煙
その煙に、ほほをはたかれたのでもないけれど、ひどく心が波打つ
風向きくらい考えたらいいだろう
そんな考えになるのなら、そもそも歩きたばこはしないか
仕事終わりに、自分の精神的な弱さを確認する
煙が顔にかかっただけのこと、たったそれだけ
それくらいのことと流せてしまえたら
ココロの波ひとつ起こさないのなら
もうすこし違った景色を見ていたのかもしれないと
いつもとおんなじ景色を見つめながら、しばし考えてしまうのは
もう何度目かの家路の途中
人も、お金も、勝利の方程式も
私には、なんにもないけれど
部屋のドアを開けると、そこには「のの」がいる
いつもとおんなじ景色
私には「のの」がいる




