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ミズガルズ【6】


「誰だか知らないけど、アンタこそ空気読め!」


私はそう叫ぶと、焦りながら黒髪の青年の姿を探す。


すると、メタリックなドラゴンの背後から猛スピードで迫る蛍光グリーンの球体が視界に入る。


あ、カイル……⁉


私が認識すると同時に、そのグリーンの光弾は炸裂(さくれつ)音を(とどろ)かせ黒いドラゴンに激突する。


ドゴォン……‼


さっきよりも凄い砂煙を巻き上げ、ドラゴンが私の視界からかき消えていた。


こっわ!


黒竜の巨体が左方向に弾き飛ばされ、サバンナの草原や木々を巻き込み大地を(えぐ)りながら吹っ飛んでゆく姿が見えた。


いやいやいやいや……カイルさん、あんた何者?


私は彼がここまで凄い真似が出来るとは正直思っておらず、ただただその漫画みたいな光景に愕然(がくぜん)としていると、


「何やってんだ! 逃げろって言っただろ!!」


もうもうと(けぶ)砂塵(さじん)の中で、そう叫ぶ黒髪の青年の姿を見て今度は絶句する。


全身土埃(つちぼこり)で髪の毛や黒い服が白っぽくなっており、頭からは流血し、無論あちこち服は破れ方々(ほうぼう)傷だらけになって剣を構えていた。


はっきり言ってズタボロ状態だった。



それを見た途端、私の中で何かが弾け飛んだ───



再びあの輝きが私の身体(からだ)から発せられるのを覚える。


そして───


「闇の中の紅き(ほのお)ズメイに我は命ず───魔法(マギヤ)のシェマカーン(フリスト)()って()のドラゴンを我が足許(あしもと)服従(ふくじゅう)せしめよ!」


無意識に口から滑り出す詠唱の(のち)、すぐにその光が私の右手に集結し、手の先から黄金色の光の鞭が顕現(けんげん)する。


それを黒髪の青年が吹っ飛ばした方向から猛烈な勢いで戻って来る黒い巨体に、迷う事なく私は大きく振りかぶってその光の鞭を打ち下ろす。


我ながら驚くほど正確にその光の鞭は黒竜に打ち込まれた。


辺りに雷鳴に似た打撃音が響き、メタリックな黒いドラゴンから悲痛な咆哮(ほうこう)が放たれる。


『痛ってぇー!』


その声は、さっき私に向って訳の判らない求婚をしてきた奴の声に似ていた。


とは言え、取敢(とりあ)えずその疑惑は一旦(いったん)棚に上げといて、どうやらかなり効き目のある鞭攻撃に私は我知らずニヤリと笑み崩れていた。


その一部始終を今回も呆気に取られた表情で剣を構えたまま黙って見ていたカイル氏は、ひとつ溜め息をついてから私に向って軽く肩を(すく)めてみせる。


よっしゃ、もういっちょ!


苦痛で砂塵を巻き上げながらもんどりうつ黒ドラゴンに、容赦なく次の一撃を振り下ろす。


最初の一打よりかなり気合を込めたからか、更に爆裂(ばくれつ)音を立ててその巨体に巻きつくように光の鞭が打ちつけられる。


この世のものとは思えない悲愴(ひそう)な金切り声を上げ、黒い巨竜は砂煙と地響きを立ててそのまま乾いた地面に倒れ込む。


「女王様とお呼び!───じゃなかった、もう一発いっとく?」

「いや……もう、気ィ失ってるから、やめとけ」


ピクピクと痙攣(けいれん)して白目をむくメタリックなドラゴンを尻目に、黒髪の青年が白い目で私を見ていたのは言うまでもなく………。


現在見事にロシア沼に絶賛ハマり中です

深過ぎて溺れ死んでます……

参考文献はWikipediaさんです


そんな訳で、調べ物しているうちに色々訂正の虫が湧き出してきているので、地味に訂正作業もしていこうかと目論んでおります

これ[⬆]も多分追記しそうです

毎度何とぞ良しなに


【'24/01/24 00:11 詠唱部分修正】

訳が調べ間違えてたらまた訂正します


【'24/01/24 追記部分修正してます】

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