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ルミナの冒険  作者: サーディ
ルミナ この世界を学ぶ
35/58

ダンジョン⑩

「うわっと・・」


いきなり動き出した自分の体をコントロールするリオ。


巨人の拳はリオが元居た場所の空を切っていた。


リオがそのまま着地すると、巨人も呼応するかのように停止した。


おそるおそる歩き出してみても、巨人が動くことはなかった。


「女神さまのおかげかな」


動きのトリガーがいったんリセットされたのかもしれない。リオはそう判断するとルミナのもとへ駆け寄った。


「ルミナ!ルミナ!」


ルミナの体を揺する。


怪我らしきものはない。どちらかというと目をまわしているという感じか。


「ん・・・・・」


ルミナが目を開ける。良かった。女神の言ったとおりだ。


「無事かルミナ。さすが勇者だな。あの羽の攻撃を無傷とは。」


「いやぁ、それほどでもないし、さすがに反応出来ない速度だった・・・・・って勇者?」


「さっき現れた女神がお前のこと勇者って言ってたぜ。」


隠すなよなーとリオはルミナの頭を小突く。


「女神って!女神ってどういうこと?」


ルミナがそもそもダンジョンへ来た目的は女神とコンタクトをとることだ。


わずかでも可能性があればと思ってたところがいきなりビンゴとは。


「実はな・・・・」


リオは先ほどの顛末をルミナに報告するのだった。




「女神つばさ・・・そしてリオが勇者スキルを授かった・・。」


どういうことだ?話が見えてこない。


「俺が授かった勇者スキルは、ルミナと力を合わせないと使えないといってた。」


力を合わせないと使えない。ということは力を合わせると使えるということ?


頭が追い付かない。追いつかないおいつかないよおおぉおお。


・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・



よし考えるのをやめよう。どうせ俺の頭じゃ今すぐ答えなんてでやしない!


うじうじ悩むくらいなら即行動するのがルミナのいいところでもある。


「リオのステータスには勇者スキルがあるのか?」


信じてないわけではないが一応確認する。


「スキル・・・あるな。新しいのが「勇者」と「飛翔」だ。」


飛翔!何それうらやましい。かっこよすぎるだろ。


「じゃあスキルを使うぞ。力を合わせるがよくわからんので手でもつなぐか。」


「そ・・そうだな。」


少し照れてるみたいだ。あまり照れるなよ。移るだろうが。


ゆっくり出された手を握り、自分の中に確かに存在する「勇者」スキルに問いかける。


いつまでも眠ってるな。俺の呼びかけに答えろ!


「リオいくぞ!勇者スキル発動!」


リオも併せて目をつぶり念じる。


瞬間熱いエネルギーが体の中から溢れ出さんばかりにわいてくる。


今までどんなに念じようとも、どんなに呼びかけても答えなかった勇者スキルが初めて発動する。


ルミナは光輝き、そしてリオからもまた眩しい光の力が発せられる。


そしてその力はルミナの体にも作用し一気に成長を促す。


一瞬でルミナは成人女性へと成長を遂げていた。


その作用はリオも同じであった。


スラっとした高身長に耐えきれずはじけ飛んだ上服に不釣り合いな剣。


リオもまた成人男性へと成長していたのであった。


「これは・・・・・・」


推測の域は出ないが、勇者の力を使うのに子供の体では耐えられないからではないだろうか。


それにしても


「くっくくあーははは。リオの格好大分ひどいぞ」


少年の体できていた服が、成長に耐えきれずあちこち破れているので不格好だ。


リオは少しむっとした表情を見せ


「お前はボロボロになるものすらないもんな・・・おっぱい丸見えだぞ。」


発せられた声は少しトーンが低く大人の声であったが、口調はリオのままであった。


「おっぱいなんてみても・・・うぉおおおおおおおお。」


でけぇええ!この光景は忘れもしない!召喚時に渇望した光景。鏡があれば間違いなくじっくり拝むところなんだが。


「・・・・いや、流石に自分のおっぱいみて、興奮してる姿はひくぞ・・・」


リオがジト目になる。


「そういいながらあまり見るなよな。これは俺のもんだぞ!」


「いや確かにお前のもんだけどさ。‥いや何話てるんだよ。で、この力はどうすればいいんだ?」


は!あまりの衝撃に思わず脱線してた。このおっぱいは後でじっくり拝めばいい。


「勇者スキルは力といっていた。だからそのままぶつければいい。わかるか?」


「・・・・これか・・わかる。多分使える。」


リオは手ごたえを感じ取る。


リオがわかるなら俺もとルミナは意識を集中するが、力を感じることができなかった。


魔力が大幅に増大しているのを感じることはできる。だが純然たる力ではない。


この差はいったい。


「ルミナ・・・・どうした?」


リオが心配そうに声をかける。いかんいかん少し不安な顔をしてしまったか。


「悪い。俺は力を感じれなかった。リオだけで行けそうか?」


リオは剣を扱っている。武術をたしなんでるかどうかがあるのかもしれない。


ルミナはそう結論づける。考えるなら後でみっちり試行錯誤すればいい。


まずはここから脱出することだ。


「まかせろ!」


リオは力強く答えると剣に集中し始める。


光の力が剣に宿る。


そして神々しく輝きだす。


「スキル「乾坤一擲」」


先ほど使用してしまったため、あまり威力をあげることができないが、このスキルを使う時と一撃必殺のイメージがしやすい。


「大きな力を使用してもこのダンジョン内ならば問題ありません。」


女神の言葉が脳内の残っているため、遠慮することもない。


動かない巨人。先ほどまで自分たちを殺そうとした巨人。


もはや制限をかける要素は一つもない。


「いくぞおおおルミナあああ。」


そのまま巨人に向かって駆け出す。ルミナを引き連れて。


「うわっ。ちょっとちょっ・・うご」


何やら音が聞こえたがリオは気にせずそのまま跳躍する。速度が先ほどまでと段違いだ。


「シャープネスエディション流剣技、戦塵槌」


巨人の視線が動く。全くの既視感。だがリオの一撃はそんな既視感を吹っ飛ばした。


放たれた一撃は莫大なエネルギーを伴い巨人を消滅させる。


今の俺ならできると思った。やったぜ俺。


自画自賛するリオ。だがその後の光景を見て破顔する。


消えないエネルギーはそのままダンジョンの壁すら吹き飛ばし、空間に亀裂を入れたのであった。


「・・・・・へ?」


ダンジョン内なら大丈夫じゃなかったっけ?


そう言ってませんでしたああぁ?女神つばさ!


リオの言い訳顔もむなしくダンジョンは崩壊していくのだった。

次で1部終わり・・・かな・・たぶん。終わるといいな。(つまりまだ書いていない)

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