10. ツギの日には毒されて
サソリが壁を破る。
サソリが破った壁の向こうに男がいた。
ちょうど、サイセが天井から顔出す。
(!?…あいつ)
サソリは男を襲い始めた。
サイセは最大チャージの光弾を撃つ。
青い光弾は男を吹っ飛ばす直前のハサミを破壊した。
「一般民か?今は閉鎖されてる筈だぞ。」
「あの、助けてく…」
「礼はいい。さっさと行け。」
男は何か言いたそうだったが、今は構ってる暇はない。 一刻もはやくコイツを倒さなくてはならない。
サソリが毒液を発射してきた。
俺はすぐに飛び降りる。落下中、銃にカセットをセットする。
地面に着地すると、腐食した天井が降り注いできたのを避ける。
「はやく行け。」 俺は三発撃つ。
サソリは光弾を一つかわし、一つを脚に受け、
一つを片方のハサミでかき消した。
すぐに効果がでて、ハサミと脚が痺れてきた。
今度は尾を操って刺そうとする。当然避ける。
銃を伸ばし、ブレードモードにする。
次の尾を黄色い光の剣で打ち合う。剣になってもカセットの効果は終わらないので、すぐに尾が痺れる。それを見計らい尾を切り落とす。
サソリはうめくが、痺れ効果がきれたハサミでサイセを狙う。ハサミが振り下ろされる前に潜り込み、脚を2本斬る。方向転換するすれ違いざまに脚を1本斬る。
計4本の脚を斬られたサソリは、少ない脚では、
自分を支えることができず動けなくなった。
ハサミでサイセを狙うも届かない。
サイセは銃からカセットを抜く。
サイセはハサミに当たらないようにサソリの背中に乗る。サソリはサイセを振り落とそうとする。
「う…おっと、暴れんな」
サイセは剣先を背中に向ける。
「動くな…よ。」
「よ、よせ、待て。」
剣を刺す。深く。深く。
やがてサソリは力尽きる。
「スマン。あちこち散らかってて、時間がかかった。」 警備員達はどうやら無理に瓦礫をどけて来たようだ。
「いや、問題ない。後は頼む。」
「「了解!!」」
(はやくキュウキの場所に行かなければ。)
俺は急に手を引かれる。
「あの…何かお礼を…」
「まだいたのか、逃げろと言ったはずだぞ。」
「でも…」
「どけっ アイツはもう一匹いるぞ。」
俺は振り払って行く。




