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藤凰院理子と奇妙な学園  作者: 石表
10/39

10 宇宙人と北東寺榛名5

しゅこーーーっ。


突然、濃霧に包まれるセントラルタワーのフロア。


その霧の中に緑に光る点が2つ。その光る点が理子達に近づいて来ると・・・。


ギン。


光が緑から赤に変わります。


「何だ?敵か?」 手刀を構える榛名さま。


古瀬さんもマシンガンとバズーカ砲を構えます。


「お待ちになって!あれは、もしや・・・。」 咲久羅




霧の中から現れたのは、円筒形のプラスチックっぽい何か。


円筒のサイドのスリットから、水蒸気を放出しています。


「自走型加湿器・シットリンバ。


 確か理事長が『学園内って意外と乾燥するのよねぇ~。』


 と言って3か月前に導入を決めた学園の備品です。」 咲久羅




その後も理事長室までは大変でした。


不良のリーダーや信悟くんのように、奴隷型異星人に寄生された人に邪魔されたり。


学園四天王や学園十二人衆に誤解されて、足止めを受けたり。


その中にはセカンドクラスの異常能力者サイキッカーがいたり。


でも、結局和解したり。


体長3~5mの怪物の形をした、奴隷型異星人の上位種、兵隊型異星人に襲われたり。


榛名さまと同じ顔、色違いの服の八瑠佳(はるか)という少女が、


異星人とは全く関係なく、北東神拳の継承権を賭けて勝負を挑んできたり。


榛名さまがファーストクラスの超常能力、


2秒後の未来を予知し、その未来を変える能力、


近未来予知ヴィジョン”を発揮して倒したり。


(「コンマ秒以下の判断が勝敗を分ける達人の戦いで、


 2秒後を見れるお嬢に勝てるヤツはいない。」 古瀬)


しかし、それらは話が長くなるのでカットです。




そして理事長室の前に、その異様な物はいたのです。


3m近い剥き出しの脳、目玉と大きな口だけが付き、何本もの触手が生えています。


「なんとおぞましい姿なのでしょう。」 咲久羅


「我は支配者。


 我が兵士達を皆殺しにしてしまうとは、なんと野蛮なことであるか。


 さすがは文明レベルの低い野蛮人よ。」 しゃべる脳


「どうやら、コレが親玉のようね。」 理子


「仕方がない。


 最後の手段を使うとしよう。」 しゃべる脳






そのころ、セントラルタワー地下3階。


どーーーん。がらがら。


瓦礫の中から現れる一人の男。


「ぶわはははははは、ぶわは、ぶわは、


 死ぬかと思ったぜ~~~~、あの小娘め、


 財宝をもらいに行ってやるぜ~~~~、待ってろよぉ~~~~、


 海賊の掟その七十八、蜘蛛糸の術、にんにん、


 よ~~~そ~~~ろ~~~。」        クックパッド


お尻から地上めがけてぶしゅっと糸を放ち、


その糸でちゅるゅるゅると吊り上げられていく工藤。

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