第41色 燻る火種
遅くなったうえに短くて本当に申し訳ない…!
本当にここから各作品更新頻度速くする予定です…!
「おいおい…どういうことだよこれは…」
空から降ってきた『矢』。それが一つ残らず銃を撃ち抜き、壊す。
それに対する困惑。
「あー降参だ降参。武器もないんだ。これ以上どうこうする気はねぇよ。」
突然の敗北宣言。
「なぜですか!俺はまだ戦えます!」
「やめとけ。あいつらは多分もう戦い方を組み立ててる。」
半分暴走気味の部下?を嗜めるおそらくトップの男。
「いや、悪かったな。急にこんなことしちまって。」
「構わない…と言えば嘘になりますが、大丈夫です。」
「それはありがてぇな。」
疑いしか無い。ただこの男は信用出来る。気がする。
「とりあえずあんたらに交戦の意思は無い…ということでいいか?」
「そもそも戦っても得がないですし」
まだあの都市の根冠についてなにもわかってないんだ。ここで無駄に戦って時間を取られるのは本当に嫌だ。
「てめぇ等はあるだろ」
「え?」
ここに来て、ここまで黙っていた男が口を出す。
僕たちが地上に出てからやけに突っかかってきた男。
だが、本当に心当たりがない。
何の理由があって初対面の人と殺し合わなければならないというのか。
「おい、そこまでにしておけ。」
「チッ…」
「話は変わるが、そもそもあんたらの目的はなんなんだ?」
目的。
1番はやはり「都市」を知ること。
だがその前にやらなければならないことがひとつ出来た。
「色々ありますが…まずはギアドラゴンを殺すことです。」
空気が変わる。一気に相手側の警戒度が上がる感じがした。
「ちなみにだが、理由は?」
「それが、俺の今やるべきことだから。」
言い切る。その言葉に一切の迷いはない。
確かに、それが俺の〈今やるべきこと〉だから。
沈黙が続く。僕達が地下から出た時のような重苦しい空気が続く。
「分かった。俺はお前を信用しよう。」
「隊長!」
「説明は後でする。ただ…俺はお前たちを信用する。それだけは覚えといてくれ。」
俺は、というところを強調してきたところに何か感じないところがないわけではないが信用してくれるというのであれば俺はそれに乗っかるのみだ。
「さて、ゴタゴタして申し訳なかったが、とりあえず俺たちの居住区に招待しよう。」
「あ、ありがとうございます。」
「それに、あの博物館のことについても聞きたいしな。」
博物館。正直、俺たちが探索できた範囲は微々たるものだと思われる。
俺自身もっと調べたい。
だがあの「依頼」は。あれだけは早く倒す…いや、弔わなければならない。そんな気がする。
「少し歩くことになるが、いいか?」
近づいてきた。
東京、中心部。
ピクリとも動かない巨体でありながらその内部からは歯車が絶え間なく動く音が都市中に響く。
その中心に響く声。
反響し、かき消され、この都市には届かない。
「私達を、殺して。」




