↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
8/15

8

…勇者様が、やって来た。


「…戻って、来てくれないか?

君がいなくなって、ようやく気づいたんだ。


君をまだ愛している。どうか、側にいてほしい。」


私の前で膝をつき、私の手をとる勇者様。



嗚呼。


貴方はまだ気づいていなかったのか。

まだ目を逸らすつもりなのか。



貴方が時折、悲しげな顔をすることに。


貴方のその瞳が、私を見ていないことに。


貴方自身が、私を愛していないことに。



私たちが、貴方に伝えていない事実があることに。


お可哀想な勇者様。

貴方は、利用されているに過ぎないのに。


本当に、気づいていないの?

本当に、お父様たちを信じているの?


「勇者様。

今から、私が言うことは真実です。

ただ、私から聞いたとは言わないで下さい。いいですよね。


…私たちは、貴方を元の世界に戻す手段を持っています。」



「…今、何と…。」


「私たちは、貴方を召喚した時の状態のまま戻すことができます。」


私ははっきりと、そう告げた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。