反契約者組織
「くそうっ!」
「なんなんだよ」
「あいつらは何者なんでしょう」
「あいつらどこの契約者よ」
数人の契約者が、現在戦っている敵についてのことを話していた。
「はっはっは、この程度かよ。契約者様ってのわ」
「やめんか。相手を侮辱するのわ!」
「はいはい、ったくお堅いねぇ」
「けど、拍子抜けなのは確かね。もっと強いのかと思ったわ」
「期待はずれだな」
余裕綽々といった風に、相手は数人の契約者達を無視して話していた。
「お前ら、ここまでしでかして、唯ですむと思うなよ」
数人の契約者達のリーダーのような人が、《契約武器》を構えて、神威を高める。
「《契約武装サラマンダー》!!」
その契約者は、《契約武装》を発動させ、剣を構えて敵のほうへ向かう。
「おいおい、契約武装できるやつがいるじゃねえか」
「流石に、あれを相手とかはキツイな」
「俺達は、英雄級ですらないから相手は無理だな」
今まで、余裕だった敵が今度は慌てだした。それを好機だと思い、契約者は敵に攻撃をしかける。
「はあああああ!これで終わりだ!!」
契約者は、神威を魔力に変換させ、魔力を炎に変換して剣に纏わせて、斬りかかる。
「それはどうかな?」
「!?」
斬りかかっている契約者の真横から、いきなり声がした。その声に契約者は驚いて真横を向いた瞬間、
「ぐはっ!!」
巨大な棍棒で、吹き飛ばされた。契約者を吹き飛ばしたのは、巨躯な身体の男だった。
吹き飛ばされた契約者の《契約武装》は消えて、契約者も意識が朦朧とし始めていた。契約者は、自分の仲間の方を見ると、全員が弓矢に刺ささり、血を流して倒れていた。
「お・・・前達・・は・・・何者・・・な・・・・んだ?」
「俺達か?俺達は“アルマ”。貴様ら愚かなる契約者に、裁きを下す者だ」
巨躯な男がそう言った後に、契約者は意識を失った。
「終わった?」
そこに弓を背負った、金髪の少女が現れた。
「ああ、終わった。次は、いよいよ本番だ」
「本番?」
金髪の少女は、次に取る行動を知らないのだろう、巨躯の男の言葉に首を傾げていた。
「ああ本番だ。次は、こんな名も知れていない小国じゃない。次は・・・・」
2人の男女とその部下らしき者達は、そこから立ち去った。立ち去った場所の建物などは燃やされ、そこには契約者達が全員血を流して倒れていた。
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契約者達と“アルマ”との戦いを見ていたものがいた。その見ていたものは、前に優里と狂獣のシムルグとの戦いを見物していた人物だった。
「次は、あそこに攻め込むのか。これは使えるな。ああ、君と戦えるのが待ち遠しいよ」
見物していた人物は、『アルマ』が次に何処に攻め込むのか聞こえていたらしく、満面な笑みを浮かべて、どこかに消えていった。
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「いったい何なんだろうね?いきなりテスタメント学園に今いる生徒全員に集合をかけるなんて」
「なんか大事な話しでもあるんだろう」
優里たちがテスタメント学園に登校すると急遽、全校集会が開かれた。優里達は、その理由について話し合っていた。
「生徒全員に聞いてもらいたいことが有る」
優里達が、話しをやめて、少しするとレイアが集会場に来て話を始めた。
「最近、我々契約者達を狙っているテロ組織が現れた。その組織に様々な国が襲われいる。先日も、小国の契約者がテロリスト達によって倒された。」
レイアの話しを聞いて、生徒達がざわざわと話しをしだした。
「私、その話しきいたことある」
「怖いよね」
「私も聞いたことある。けど“超越者”がいる国やその付近の国は、まだ襲っていないって聞いたよ」
「それって私達は安全だよね」
「なんだって“超越者”が2人もこの国にいるからね」
「それに、新城君もいるもんね」
「レイア様いるし」
生徒達の反応は、恐怖を抱く者、“超越者”がいることで安心する者、優里がいることで安心する者、レイアがいることで安心する者など様々だった。
「テロリストか。怖いね」
「そうか?俺は、前の狂獣に比べたらなんともないだろ」
「けど、油断は禁物だぞアルド。もし急にそのテロリストが襲って来たら対処できないだろ」
優里達もテロリストのことについてアルド達と話していた。
「お前ら静かにしろ」
レイアのその一言で、生徒全員が会話を止めて、レイアの話しを聞く。
「そのテロ組織の名前は“アルマ”。襲われた国の報告では、テロリスト達の目的は、我々契約者達に裁きを下すのが目的らしい。まだ、“超越者”のいる国が襲われていないからといって安心はするなよ。これからはそのことを頭に入れて行動してくれ。以上だ」
レイアの話しが終わり、生徒達は教室に戻っていった。
次回は、テスタメント学園で、そろそろ始まるイベントについての話題です。




