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契約者と契約獣の魂融合  作者: 高島京佑
テスタメント学園入学編
23/26

シムルグとの対決のその後

 ウルミラの一人称を我から、妾に変えました。

 プレズィール街から数キロ離れた場所から、シムルグとの戦闘をずっと観察していた者がいた。


「無事シムルグを倒せたようだね。最後のシムルグを、倒すところは見たかったな」


 優里が、アルドの固有魔法の奈落の迷宮(アビス・ラビリンス)から優里が急に現れて、奈落の迷宮が消失したところを眺めている人物がいた。


「まだ彼の実力は、分からないね。もし、僕達と同じ存在なら、君と本気で戦ってみたいよ新城優里君。我慢できなくて戦っちゃうかも知れないけど」 


 その人物は、そう言い姿を消した。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

シムルグを、優里が倒して?喰らった?後、数分後にクロノスキューブの起動を止め、戦闘の被害者をテスタメント学園の医務室へと運ばれた。

 運ばれたのは、優里、レイア、アウローラ、アルド、リュキアといったシムルグと戦闘した者、遭遇した者5人だけだった。

 5人の中でも1番重症なのは、アルドで、その次にレイア、その次にアウローラ、その次にリュキア、その次に優里という順番だ。最後の優里だけは、検査しても殆んど無傷だった。

 アウローラとそれより軽い怪我の優里、リュキアは、その日の内に、退院し、レイアは、退院するのに3日かかり、アルドは1週間かかった。

 地下シェルターに避難と言う命令に背いたリュキアとアルドは、「アルドとリュキアがなかったら危なかった」と言う、優里の言葉で、反省文10枚で許された。

 アルドとリュキアは、優里が落とした結晶のことを何も聞いて来なかった。そのことに優里は、驚いていた。

  

 以上が、シムルグとの戦いの後に起こった主なことだ。そして今優里は、アウローラに呼び出されて、アウローラの部屋に来ていた。


「で、話しって何なんだ?アウローラ」


 優里が真剣な表情のアウローラに向かって話す。


「今日は、ユーリに大切な話があるの」


 優里は、それを黙ったまま、聞きの体制に入った。心の準備をしているのか30秒ぐらいたってからアウローラは口を開いた。


「私は、家族を狂獣に殺されたの。だから私は、狂獣(バーサーカー)を倒す為に契約者(ミスラ)になったの。私のような人を増やさないように」


 アウローラは、優里に契約者になった理由を話した。


「だけど、狂獣が出現するって聞いた瞬間、狂獣と遭遇した瞬間に、怨み、憎しみが、身体の奥深くから溢れて来たの」


「アウローラ」


 真剣に話すアウローラの顔を見て、不安そうに、心配しながら優里は、アウローラの名前を呟いた。


「狂獣に殺されかけた時、突然頭にユーリのことが頭に浮かんできたの」


 アウローラは、話しの途中から頬を紅く染めて話しを続ける。


「怨みや憎しみでいっぱいだった筈なのに、狂獣殺されかけて、絶望していた筈なのに、ユーリの事が頭に浮かんでから身体の中から暖かい気持ちになった。そして、ユーリが助けてくれた時は身体の芯から熱くなったの」


 アウローラの顔と優里の顔がどんどん近づいてきた。


「ユーリ」


「アウローラ」


 2人は、更に顔を接近させ、吐息が当たるまでに近づいてきた。そして唇と唇が触れそうになる瞬間。


「「「「「「「何してるの(んだ)(ますの)」」」」」」」


 アウローラの部屋の入り口から、レイア、輝夜、エレナが現れ、優里の聖痕(スティグマ)から、ウル、ガイア、リレア、ウェンディ(全員擬人化状態で)が現れた。


「抜け駆けですか、アウローラさん」


「マスターから離れて!」


「俺の大切なマスターに何をしようとしている!」


「我の愛しいマスターから離れなさい。人間の如きが!」


「人間だけずるい。マスターに甘えていいのは、マスターである契約獣(ミトラ)の私達だけなのに」


「何をしてらっしゃいますのアウローラさん」


「・・・・・・」


 上から輝夜、ウル、ガイア、リレア、ウェンディ、エレナ、レイアの順番だ。

 輝夜とエレナは、笑顔で威嚇しており、ウル、ガイア、リレア、ウェンディはどうどうと威嚇しており、レイアは無言だがその身体から威圧を漂わせていた。


 輝夜とエレナとレイアが、何故アウローラの部屋に優里が居た事を知っていたかと言うと、アウローラの部屋に入るところを見た生徒が話していたのを、聞いてしまったからだ。


「こ、これは、違うの、これは、違うんだから~」


 アウローラは紅い頬を更に紅くさせて、自分の部屋から出て行った。


「「「・・・」」」


『『『『マスターには罰として1週間、一緒に寝てもらいます』』』』


 輝夜、エレナ、レイアに無言で、ウル、ガイア、リレア、ウェンディ達に罰を与えられ、優里の部屋に連行された。


 優里の女難?はまだ始まったばかりだ。

 1章は、これで終わりです。次は、2章に入ります。

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