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契約者と契約獣の魂融合  作者: 高島京佑
テスタメント学園入学編
11/26

2対2

 優里の過去のことを少し話してから数週間後、そろそろ皆もテスタメント学園に慣れてきて、《契約武器(アーティファクト)》もクラス全員が顕現できるようになっていた。

 そして数週間の間もアウローラと輝夜の2人は、優里を巻き込んで互いに修羅場を巻き起こしていた。

 まあ、それはおいといて、現在優里達は闘技場で、レイア先生の授業を受けていた。


「お前達も全員《契約武器》を顕現させられるようになった。だから今回は2対2で試合をしてもらう。今から2人組みのペアを決めて、対戦相手を決めろ」


 レイアがそう言うと大体の人がいつも組んで試合しているペアと組んでクラスの友達に試合を申し込んでいる。

 だが、優里の場合はそうは行かない。何故なら、優里とペアを組もうとするのは2人いるのだから。


「ユーリ、私と組みましょう。1番最初から組んでいたでしょ」


「そんなことはさせません。優里様は、私と組みますから」


 分かってはいたが、やっぱり優里のペアになる為に言い争いが始まった。とそこに


「ちょっとよろしくて新城優里さん」


 優里は後ろから声をかけられたので、振り返った。そしてそこに居た人は、優里が自己紹介の時、気になっていた最後の人物エレナ・エヴィエニスだった。

 エレナ・エヴィエニスは、金髪のロングでウェイブがかかっていて、巨乳で藍色の瞳でプライドが高そうな、例えるなら貴族や王族のご令嬢な美少女。


「ええと、エヴィエニスさん?どうしたんですか?」


「わたくしの名前をしっていたのですね。まあ、当然だと思いますが」


 まるで、名前を知っているのが、当たり前のような感じで言った。


「新城優里さん。わたくしと勝負してくださらない?」


「まあ、別に良いけど。それで、ペアはどうするんだ。見た限りそっちにペアがいないそうだが?」


 優里はエレナの近くにペアが居なかったので、聞いてみた。


「わたくしのペアは、まだ決まっていませんわ。だから、あの御2人のどちらかとペアを組みますわ」


 まだ言い争っている、アウローラと輝夜に向けて言った。


「アウローラ、輝夜こう言っているがどうする?」


 優里がアウローラと輝夜に聞いてみる。


「別にいいわよ。私はユーリと組むから」


「何故あの時、グーを出してしまったの」


 アウローラは機嫌良く、逆に輝夜は機嫌が悪くつぶやいていた。どうやら最終的にジャンケンで決めたらしい。


「じゃあ、俺とアウローラVS輝夜とエヴィエニスさんでいいか」


「いいわよ」


「かまいません」


「いい」


 皆の意見が一致した(若干1名不安そうなのがいるが)ので試合を始めるために距離を取った。

 そのついでに、アルドとリュキアの方を見ると、ちゃんと対戦相手がいることを確認していた。因みにリュキアと目が合って苦笑いされた。


「じゃあルールは、魔法有り、気有りで、降参または気絶した方が負けということでいいか?」


「それでかまわないわよ」


「それでいいですわ」


「いぞんありません」


 優里が提示したルールに全員が納得し、全員が一斉に《契約武器》を顕現させる。


「「「「《契約武器》」」」」


 全員の聖痕(スティグマ)が輝き、全員の手元に《契約武器》が現れる。

 アウローラは、この前優里と試合した時と同じ漆黒の刀。

 輝夜は、蒼色の透き通った刀身の刀。

 エレナは、灼熱を思わせる赤の西洋剣と氷結を思わせる青い西洋剣。

 そして今回の優里の《契約武器》は、翡翠色の扇だった。


「アウローラ今回は、援護する。だからアウローラは前衛を頼む」


「分かったわ」


 優里はアウローラに前衛を頼み、自分は援護することにした。


「《契約武器》が扇というのは、なめていますの?」


「いいえ、優里様はフロガさんの援護をする気です」


「そうですの。でしたらこちらは2人がかりでフロガさんを倒した後、2人で新城優里さんを倒しにいきましょう」


「私達に、チームワークはありませんのでそれしかないでしょうね」


 輝夜とエレナは、初めてペアになってチームワークもあるはずも無いので2人は一斉にアウローラに向かっていった。


「来たわね。じゃあ私も魔法を使おうかしら」


「燃え盛る炎よ、更に燃えよ、そして灼熱の領域に至り、

 我が身に纏い敵を燃やし尽くせ!

 付与灼熱エンチャント・フレイム


 アウローラの全身に灼熱の炎が纏わり付き、特に刀は集中的に炎を纏う。

 アウローラは前回使った、付与火炎エンチャント・ファイアの中級魔法バージョンを使った。


「炎の中級魔法ですわね。それならわたくしは」


「凍える冷気よ、集結し更なる力を!

 我が身に纏、我が身に触れし者を凍てつけさせよ!

 付与氷(エンチャント・アイス)


 炎の中級魔法に対してエレナは氷の中級魔法を発動させた。


「炎に氷で勝てると思うの。それも同じ中級魔法で!」


「いいえ、そんなことは思っておりませんわ。」


「周りに存在する水よ集結し、更に巨大になれ!

 勢いを増加させ、大量の人々を飲み込め!

 巨大波(グレイト・ビロウ)


 エレナがそう言った瞬間、輝夜が魔法の詠唱を終え発動させる。

 輝夜が使用した巨大波は、大量の水を周りから集め、広範囲にその集めた水を波のように放つ中級魔法。


 巨大波がアウローラを飲み込まんとする。更にその波にエレナが


「この波、利用させて貰うわね。凍て付け」


 エレナが付与氷で纏った凍える冷気の殆んどを巨大波に向けて放つ。

 そして、放たれた冷気が巨大波に溶け込み、触れた瞬間凍る冷気の波となってアウローラに襲い掛かる。


空気玉(エアボール)、空気玉、空気玉、空気玉、空気玉、空気玉、空気玉、空気玉、空気玉、空気玉、空気玉、空気玉、空気玉、空気玉、空気玉」


 優里が風魔法の下級魔法の中でも下級の魔法を15個無詠唱で発動させる。


「れ、連続無詠唱ですって」


 エレナが驚愕した。それは、当然だ。いかに下級魔法といえ、つい最近魔法が使えるようになった学生達が居るなかで、1人だけ無詠唱を15回も発動させることは普通ありえない。


「アウローラその空気玉を使え!」


「分かった。はぁぁぁぁ」


 アウローラは付与灼熱の威力を魔力を高めることで上げ、更に空気玉全てを刀身に触れさせ、炎の勢いを増大させる。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 そして増大した炎を巨大波に振り下ろす。


「「危ない(そうですわ)」」


 エレナと輝夜の2人は炎が増大したのをみて距離を取ろうとするが、先に空気玉で増大化した炎と冷気が混じった巨大波が激突する。

 その余波はエレナと輝夜、さらにはアウローラまで巻き込んだ。

 炎と波が激突し水蒸気が大量に発生して、優里、さらにはクラスメイト全員も水蒸気に飲み込まれた。


 因みにレイアとクラスメイトは、輝夜が巨大波を使用した時から離れたところに避難していた。

 

 



 久しぶりの戦闘シーン、結果はどうなるでしょうか。

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