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バウムクーヘン。

バウムクーヘンにこのところはまっている。うちの店では出していないので、専門店に行って買うばかりだ。などというと通に聞こえるが、実のところ、仕事の合い間に行ったコンビニやスーパーのものを買うことが多い。小さめの円形のものも良いが、大きなものをカットしてある扇形のものがたくさん入っているお徳用も捨てがたい。

あの幾重にもなった生地をはがしながら食べるときは至福の瞬間だ。先日も昼食の弁当を買いにコンビニに行ったついでに弁当そっちのけでプレーンのものを買おうか抹茶のものを買おうか散々悩んだ挙句、弁当を小さめにして、両方買ってしまった。


中学生のころにもバウムクーヘンにはまった時期があって、お袋と出かけたついでによく買ってもらったものだ。試験週間などで帰りが早い日の昼食が、お袋の体調や仕事の都合でコンビニ弁当というとき、「小さめの弁当+バウムクーヘン二個」というセットだったときは、なんて気の利く人だろうと、お袋を思わず尊敬した。昼食はお袋の作った大盛りのオムライスや炒飯がお気に入りだったが、デザートのバウムクーヘンも捨てがたく、バウムクーヘンが添えられているとコンビニ弁当でも許せてしまう俺だった。


だったら自分でも焼けば?プロなんだからって?そういうツッコミはご遠慮いただきたい。なぜだか俺はこれだけは常にお客さんとして食べていたいのだ。

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