22-SP40 東雲恵の魔界探訪DE 船出の目的
それから、夫人の後ろにいた家令のおじさまの話によると、このフレイミッシェル家は”農林大臣”一派だ。特に農業への闘士と開発…畑関連に強い。他には軍部、魔物討伐。財務、宗教、海洋などある、が、特にこの農林一派は第2王子派を推している、…一応説明しておくと、この国は第一王妃が王太子と第一王女、第二王女そして、第二夫人が第2王子と、第3王女を抱えている、この世界において、王位継承は”遺言状”それが無い時は王太子となっている、ただし遺言状があればひっくり返るので、又は、王太子宣言で第二王子が王太子になる可能性がある、そこで、第2王子を推しておきたい。ついでに第二王妃は隣国からの輿入れでイリス王女のおばさまに当たる。ここで例の”晩餐会”フェイズが問題となる、ここで力を見せて資金力や人間力を見せ、貴族に寝返り工作を討つ。その為には豪華な晩餐会。そして、お宝が欲しい。が、この第二王子派…特にこの”農林大臣派”は勢力の小さい弱小なのだ、合わせて7名の男爵が所属するのみ。他の第二王子派と比べてさえ弱い。そして農林大臣というのは海に強い商会がいない。食料を握っていれば本来強いはずの派閥なのだが。この貴族たちが田舎っぽいを馬鹿にするためか…。非常に弱い派閥なのだ。だからこそ…。
「だからこそ、あなた方には期待しているのです。」
「…正式な契約なら。」
私は後ろを向く、リューネが頷く。
「契約したいと思います。但し契約書が欲しいですが。」
「確かに、後で指令書を送ります。…後、そこで条件を整えます。何かあれば、このマッキンリーに言いなさい。」
「はっ。」
ここでぬるい返事は危ない、やる気の有無を見られる、
「後、茶会の途中だから…。」
顎で指示されると、マッキンリーと呼ばれたオッサンが立ち上がり、手で合図する。そして私たちは、特にキラリの言いたそうな顔を見つつ、外に出る。
「さて、貴殿たちは名誉あるフレイミッシェル家の御用商人となる、これを。」
手渡されたのは旗だ。意外と大きい。
「これを見せに付けて欲しい。」
「私たちはこの地で商人になっておりません。店舗もなく…。」
「ふむ…。ならば店舗も出しておこう、そして君たちの船に”通信設備”を置いておいてくれ。それで連絡する。」
そして、三つの大きなクエストを受け取った。
1、世界地図の完成 これはゴールディーの明大みたいだ。これはこの国に属するすべての貿易商人に言うそうだ。
2,入植地の探索 これは貿易促進のために街を作る必要があり、特に中継地として必須だ。ここで条件は”魔物が出ない”。”船が出入りできる”
3.ダンジョンの捜索 これは2と並行する。ダンジョンからの魔石は魔道具を動かすには敷く、どの国でも探している、だそうだ。
特に2は重要で、この世界は魔物が出る。ゴールディーでも魔物が出るが、パトロールでも結構出るが、倒していると街道は襲わなくなる。その為巡回兵がいる。海もモンスターがいる、がここでポイントなのが、そのモンスターの多くが”徒歩”であることだ。モンスターが出ない地域は結構多くあるかもしれないが海に出る”貿易商”自体が地味に少ない。多くの商人が”保護された交易航路”がメインであり、それも日々海軍が見回りして確保されている、それ以外を行く船は多くない…正確には結構な数で”行方不明”又は船の沈没がありうるのだ。だからこそ、貿易商は取り合いになる、特に新規航路開拓はそのまま国家の繁栄までありうるのだ。モンスター怖い。まあプレイヤーが付け入りやすい隙間だと思うけど。でもでも、有り難い、
「では…できれば早くこちらをお持ちいただきたい。」
そう言って、提示された貿易品がこちらだ。これが、今後の目標だろう。
1、コショウの安定的供給
2、5大レジェンド魚 (白クジラ、大タコ、大陸弾道マグロ、メガロドン、大ウツボ)
3.香辛料及び、新素材。(多数)
4,ダンジョン発見報告及び、ダンジョンから発掘される魔道具
すっごいきついんですけど、これ。




