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元オッサンの眷属使い  作者: 烏賊紳士
第二章 仲間を増やしつつ修行中です
2/55

第一旅 色々試しました

 気が付くと、草原で大の字で寝ていた。

 ついていけず、少しぼーっとしていると遠くから獣の鳴き声か魔物の叫びか、色々混ざったものが聞こえてくる。


 やばいとバッと立ち上がろうとすると、通常より重くすぐに立ち上がれなかった。

 自分の体を確認しながら体を起こし座ってみると、体のサイズは少し小さくなって、チェインメイルを着ていて、そしてマントを付けていた。

 コスプレっぽいような気がするけど、最低の援助ってマントの事かい。

 助かるけどね。


 周りを確認し、ありがちだけど頬をつねってみる。

 当然痛い。

 実際は夢であっても痛かったりもするらしいけど。


 まあ、終わりにアルムに言われたことを考えるか。

 俺の人に対しての考えはかなりひねくれているので、そもそも前世の人が建前で言う人の命が尊いって言うのから微妙によく解らなかったし。

 人は生まれた時から人でしか無く、物語の様に貴族が傲慢になったり神に仕える神官が金にも女性にも弱かったりと、上に立つ者だからちゃんとしている訳では無いし、人を導く役職だからと清廉潔白でも無いと知っている。

 結局は性善説も性悪説も意味が無く、途中経過が大事で結果論以外は無意味って思っている。


 そも、生まれながらって考えても意味ないし、飴と鞭をバランスよく使って教育すればいいワケで。

 前世は既に平和が膿んで来ていたのか、成長して大人と呼ばれても、年を取っているだけで人と接して対話して相手の事をおもんばかる、成長するって事が出来ていない人が多かった気がする。

 こういう大人と呼ばれているだけの生き物は、自分の主張さえ通れば利益が有れば周りがどうなってもいいって幼稚な考えのモンスターがより多かった。

 パソコン上にしか相手する人が居なくなると、現実の人間が人間じゃ無くなるんだろうか。

 そのお陰か人ってものに価値なんて見い出せなかったし、そういう意味では俺が転生したのは合ってはいると思う。

 一々人相手に傷付けたり殺したりで悩みはしなくて済みそうだ、血などに対する生理的な物はどうしようもないが。

 実際に人を殺した事が有る訳では当然無いので、覚悟さえ決められればだが。


 立ち上がり周りを見ると、2メートル位の槍があり、拾ってみると同時に、少し今の自分を理解した。

 身長も10cmくらい小さくなっているし、肌の感覚も若いし腹も出て無い、何となく、間違いなく転生したんだなと理解した。

 前世のこの頃はまだちゃんと部活で運動していたのが影響しているのか、当然腹も出ていないし最低限の運動能力は有りそうだ。

 体自体が生まれ変わったのだから、此処からの成長が同じではないだろうが。

 経験上だと10数年位前に運動部経験があるくらいなのに、槍を持ち鎧を着ているのに少しの違和感しかない。

 ある程度確認で体を動かせば、いい感じに馴染みそうである。

 まだ運動が面倒で無かった頃だし、せっかく転生したのにすぐに死にたくは無いし。

 後は転生前の白い部屋での事がどうか確認するため、まずは声に出さずメニューオープンと念じてみる。


 ・・・・・


 なんも出ない。

 仕方なく、声に出す。


「メニューオープン」


 結局何も出なかった。

 元から期待していなかったが、余りゲームよりのファンタジーではないようだ。

 実際ゲームっぽいと思いながらだと色々人に対しての認識とか面倒が多そうだし、そっちの方が良いけれど。

 一応スキルで鑑定を持っているので、自分を鑑定してみようと意識してみた。

 ____________________________

 香月 雄 人族 男性 14歳

 魔法戦士 レベル1

 槍術1 火魔法1 水魔法1 光魔法1 空間魔法1 回復魔法1 身体強化魔法1

 テイム1 危険感知1 魔力感知1 鑑定 思考速度強化1 魔力増大1

 魔力精密操作1 状態異常耐性1 スキル習熟強化 異世界言語 健康体 オートマップ

 ____________________________


 意識すると思考内に鑑定結果が出るが、筋力や敏捷等のステータスはわからないようで、レベルとスキルのみ表示された。

 まあステータスは下手に見えると調子こきそうだし、実際数字が見えても見えなくてもどうでもいいか。


『おめでとう、ユウ君。聞こえているかな。先ず断っておくけど、この声は録音されたものを流しているだけだから質問とかしないでね。』


スキルを思考内で見て考え事をしていると、いきなり頭の中にアルムの声が響いた。


「なんだ!?」


『スキルが決定した後、そちらに転生し確定してから伝える事が有るので大人しく聞いてね。少し待つからその間に多少で良いので落ち着いてくれるかな。』


「何も言って無かったけど、実は別に何かくれたり・・は無いか。」


思っても無い事を言いつつ、二分ほど喋り出すのを待つ。


『・・さて、そろそろ大丈夫かな。改めておめでとう、ユウ君。此処で伝えなければいけない事とは、スキルに付いてだ。選んだスキルの中にランクUPスキル、所謂いわゆるチートスキルっぽい物が幾つかあったんだ。キミの選んだ全スキル一覧内に5つ有って、キミが持っていたスキルポイントと同じようにランダムで個数が選ばれ、その内半数を私が決め半数をランダムで決定した。5つだったので、私が3つ決めたが。』


『そんな中でキミが選んだスキルに、実に3個もこのランクUPスキルが有ったのには驚いたよ。内容はテイム、スキル習熟強化、健康体だ。選ばれなかった物が何かは教えて上げない。』


『それぞれの通常の能力は、テイムが魔物や魔獣を殺さずに倒した後に戦意を失った相手の頭に魔力を流すと従属させる事が出来る可能性がある。スキル習熟強化はスキルにレベルが有る物のレベルが上がりやすくなる。健康体は病気に罹らなくなる。』


『ランクUPすると、テイムは付属スキルとして眷属強化を覚えテイムした者を強化する事が出来、更に眷属からの忠誠が一定以上に達すると持っているスキルをコピーして貰うことが出来る。スキル習熟強化は新規に覚えるのも早くなり、統合する様になる。健康体は病気以外にも毒、麻痺、強制睡眠、更に呪いなども含めた状態異常が一切効かなくなる。』


『後、異世界言語についてだけ。本来はこれこそチートと言って良いスキルだからね。あくまで普通に人族と喋れるだけとか思っているんだろうけど、人族の音声による言語なら大体翻訳してくれるから気を付けて。バレないだろうと他国の人間が暗号とかで内緒話していても君には筒抜けになるから、他人に知られるとかなり厄介だよ。えー、他には・・ああ、読みも翻訳はしてくれるよ、良かったね。因みに書く方には影響はないので、書きたかったらちゃんと人から習ってね。』


『これで大体の説明は終わりだよ。実は、君が健康体を選ぶとは思っていなかったんだよね。他に幾らでも面白いスキルとか有ったんだけどね。どのスキルもかなり強いスキルなので創意工夫して頑張って。じゃあ、行き成り死んだりしない様に。また何処かで会えたらいいね。』


 ・・・なんか色々言われたけどちょっと考えてみると、足されたのって全部常時発動の物で気にする意味があまり無かった。

 そんなのが有った、と覚えておけばいいだろう。


 落ち着いた後、今度はマップを使ってみる。

 と言うか、意識したとたん脳内に半径50メートルくらいの俯瞰図?というか鳥瞰図?が出てきた。

 普段使わなかった部分の脳を使っているからか、少し頭がズキッと痛む。


 慣れてきて頭痛も収まった頃、危険感知や空間把握等と合わせて更に目視で回りを視認しても、今この草原には誰も何もいないみたいだった。

 ただ、1kmほど遠くに壁が見えるのでそこが街らしく、反対方向には森がある。

 街道沿いではないが、確認作業はちょっと怪しいかもしれないので他の人に見られないよう、更に少し町から離れて森の近くへ移動しておく。


 先ずは体を馴染ませ自分が出来る事の確認からかな。

 槍を持ち、自己流で構えて両手で突き、片手で突く、振り回し大振りして、連続突きをどこまで出来るかやってみる。

 明らかに体が生まれ変わったようで、スタミナの持ちようが筋力が全く違う。

 大振りしても余り体が泳がない。

 久し振りに体を動かす喜びに楽しくなってきたので、そのまま体を動かしていく。

 体を動かす楽しさを思い出した気がする。


 1時間ほど動いて休憩してを繰り返し、自分の動きが大体理解できたが、さすがに疲れた。

 本格的に休憩しながら今度は魔法を試そうと思ったけど、さて、この世界はどう魔法を使うんだ?と言う事に今、気が付いた。

 そも、まだ魔力ってものがよく分かって無いので、少し離れたところにあった高さ50センチくらいの石に座って感じてみようとしてみる。

 よくラノベ系でやってる方法に血液をイメージするといいみたいなことをやってた気がするので、やってみるが何となく分かる様な?



 ・・・・・・・・・・・・・・二時間ほどこねくり回していると、元々付けていた魔力感知が理解出来る様になったのかやっと流れが分かり始めた。

 昔の常識からすると自分が何言ってるのかわからんけども、これが魔力感知なのかと思う。

 流れを意識して、集めるように指先をじっと見る。

 ・・・・・数分掛けて何かが指先に集まっていると分かる。 

 更に時間を掛けて集めたり移動したりしていると、はっきりと分かるようになったのは更に一時間後だった。

 集まっている何かが魔力だろうと分かったので、今度は魔法の発動を考えてみる。

 いくつかすぐ必要になると思っていた魔法があるので、呪文等別の何かが必要だとどうしようもないが発動条件は分からないし、イメージだけでまずはやってみる。

 集中した後、まずは必要な魔法の中では危険の少なそうな水魔法を試してみる。

 空気中の水分を集めて蛇口から出すイメージで、声にも魔力を乗せる感じで指先に集中し


『ウォーター』


 と言うと、指先からちょろっと水が出た。

 おおっと、1回でかなり小規模だけど成功したよ。

 物語によっては生活魔法とかって、攻撃魔法以下な扱いを受ける感じだけどさ。

 今度は水を固定したいので、数回練習して水の量が増えて来て少し慣れてきた後、魔法を変えてみる。


『ウォーターボール』


 と、掌の間に3cmほどの水球が出来た。

 使う時のイメージで変わるのか、たぶん攻撃にも使える魔法だと思うけど、今は目の前でプカプカ浮いている。

 そーっと指を突っ込んで水を舐めてみると、多分ではあるがごく普通の温い水だった。

 水分補給を行いながら、これでこれから先水については心配は無くなったと本当に安心出来た。


 ちょっと落ち着くと貰った装備がやっと気になってきたので、どんな物かと鑑定してみた。

 ____________________________

 衝撃槍

 150年ほど前に儀式を行い当時凄腕とされた魔器師十人の魔力と技術を込めた槍

 更に心臓部にはガルーダ亜種の魔晶石を使っていて強力な衝撃波を他に影響の無いよう狭い穂先にのみ範

 囲に限定して使う事が出来る

 軽量化 波動撃 風魔法強化 風魔法消費魔力軽減


 ミスリルチェイン

 神銀製のチェインメイルで鉄製や黒鋼製の物より四分の一位の重量である

 魔法防御力に優れているが物理防御力もかなり高い


 強化ブーツ

 オーガの革を使い所々に鋼で強化したブーツ


 不思議なマント

 装備者の魔力を吸収し成長するアルムが暇潰しに創ったマント

 異世界製でありこの世界に同じ物は無い

 使用者が欲しいスキルが自動で選ばれる・・事が有る

 温度調節 自動修復

 ____________________________


 ビックリだった。

 最低の援助と言っていたし、何だったら普通のマントと思っていたんだが違った様だ。

 他の装備も結構良かったけど、もしかしたら一番良い装備じゃなかろうか。


 せっかくなので、使いこなせる様に魔力を込めた衝撃波と言うかスキル名の波動撃も修練する。

 魔力を込めて地面を突いてみると、ズドッと重い音がして槍の先に直径5センチくらいの穴が深さ20cmほど空いていた。

 硬い地面があまり本気じゃなく突いて20cm穴が開くって、結構すごい槍だと思う。

 自身の身体能力だけだと体力が足りなくなるだろうから、身体強化も早く出来る様に魔力を全身にうっすらと纏う様にしつつ使い過ぎない様馴染ませていった。

 あまりイメージは良くは無いが、ドーピングを想像の基に副作用が無い感じで全身に魔力を巡らす。

 ちょうどよかったので、水分補給もまた一緒に練習してると、少し先にある森からギャウギャウと妙な鳴き声が聞こえてくる。


 気配察知とか危険感知関係なくとても解りやすく出てきたのは、たぶん前世のファンタジーでよく出たゴブリンだと思う。

 醜悪だし、緑色だしね。

 2匹はほぼ何も考えていないのか、ただの餌だと油断してるのか少し間を開けるだけでそのまま突っ込んでくる。

 あまり人型っぽい魔物を殺す、と言うことを深く考える前にいきなり戦闘になった。


 ただこん棒らしき物を振り上げまあまあの速度で突っ込んで来るだけの魔物を見ながら、戦闘経験がなくとも今の能力なら先制を取るだけで終わるな、などと考えながら左の1匹から一気に近づき頭を一突き、思考が追いついてないもう1匹を胸への一突きで殺せた。


 思った通りに動けたのは良かったけど、ちょっとだけ胸元に嫌な感じがするのは、やはり少し殺すことに忌避感があるからか、一応人型だし。

 今後、人相手に同じことが出来るかはまだ分からないが、早いうちに覚悟を決めないと、その前に盗賊などにあったら大変なことになるかも。

 とか考えながら、死んでるゴブリンを見つつ、今度はアイテムボックスを使ってみることにした。

 掌から異空間につながるのをイメージしつつ、ゴブリンに触りながら


「収納」


 と言っても消えなかった。

 何か間違えたかなと、魔力を手から肘から足先といろいろな場所で集中出来るよう操作の練習しながら考えてみる。


 そう言えば、そもそも異空間ってなんやねん!って関西出身じゃないのについ突っ込んでしまった。

 イマイチわからないままふんわりやってても、そりゃ成功しないよな。

 掌から掃除機みたいに吸い込んだり、掌に扉があって、コマンドワードで倉庫のカギを開けるみたいな?

 そろそろこの世界で生きる為に行動したいが、ゴブリンから何が取れるかわからないのでそのまま放置はもったいないし、多分雀の涙であっても。


 空間魔法の一種なわけだし、空間把握は何となくでも組み合わせが良かったのかほぼ無意識で使えた。

 今度はそれを意識して使ってみると、何となく空間を区切っているあたりが解る。

 移動しつつ空間把握を使い、把握している部分と外側の境界部分のズレを感じていると少しやり方が分かった気がする。


 30分くらい頑張ってみると、考えていた事をまとめた感じで何とかなりそう。

 掌を袋の入り口で考え、コマンドで開けてそこから収納、魔力で区切った、たぶん今の魔力を突っ込むことで決まった容量の空間に入れることが出来るみたいだ。

 上手くいった時に決まったのか、俺が1レベルだからか空間魔法が1レベルだからか感覚でだけどあまり入らなさそうだ。

 しかも、出し入れしてみるとどちらでもほんの僅かだけど魔力を使うみたいでレベルが低い内はあまり細かく出し入れはしないでおこう。 

 レベルアップでの魔力増や空間魔法のスキルレベルアップで容量が増えてくれることを祈る。


 ゴブリンが来た方向を見てみると、少し先にさっき確認した森が見える。

 収納は何とかなったので、まずは、町に入るための素材や魔物を狩りに行く事にする。

 森に入る前から空間把握に何匹か魔物が引っ掛かるが、魔力の使い方に慣れたのか情報の把握に慣れたのか、最初より把握の距離が広い。


 右方向100メートル先に3匹、左前方80メートル位に2匹いる。

 気が付いたらもうその距離だったが、実際はもう少し把握できる範囲は広そうだ。

 目視と空間把握は併用で常に使う様にしておこう。

 魔力増大のおかげか、細かい事は分からんにしても結構レベル1としては魔力を使ったと思うんだけどまだ少し余裕はあるし。


 それほど森に入っていくわけでもないし、かなりの期待と少しの不安を持ち分からないのがいる方に行ってみる。

 木々の間を抜けてわからない者がいる方に近づいて行くと、だんだん大きな影が見えてくる。


 気付かれないよう30mくらいまで来ると、木々の先には猪っぽい多分魔獣がいた。

 なんせ全長2m、体高もこっちより少し小さいだけで、かなりデカい。

 ゴブリン戦では急だったし、使い忘れたので先ずは鑑定を使ってレベルやスキルを確認する。

 ____________________________

 アッシュボア 魔獣 レベル5

 スキル


 アッシュボア 魔獣 レベル4

 スキル

 猪突猛進

 ____________________________


 猪らしいスキルを持っているのも居たが、結局考えてみると持っていようがいまいが猪突猛進なのではなかろうかと思っちゃいけないのかな。


 ある程度魔法は使えたけど、まだどう考えても実戦は無理と槍で倒すことにする。

 そのまま警戒しつつ近づくと、20m切ったくらいで気付かれた。

 二体とも気づくと、共に嘶きながらこっちに突進してきた。

 さすが森にいる魔獣、木々を避けつつかなり素早く突っ込んでくる。


 あらかじめ周りは把握していたので、他にはすぐ近くにはいないと分かっている。

 自分の体の強度にまだ自信が持てていない今、一体目を反動の無い波動撃で倒し、二体目を直接突く事にした。

 早く倒すため魔獣に集中しまず一体を躱しやり過ごし、すぐ後突進してきた二体目を魔力を込め突く。

 予想通り、刺さる前にアッシュボアの頭に直径5cmの穴が開いた。

 確実に倒したと判断し、すぐ後ろに行き過ぎたアッシュボアの方を向くと、やっとこっちを向いたところだった。

 地面を蹴りまたすぐに突進しようとするが、もうその時には目の前に槍を構えた俺が突く瞬間だった。

 予想以上の突進に結構デカいボアだった所為か反動も強くちょっと手首が痛い、一応ボアは倒せたが。


 さてちょいちょい表現を誤魔化していたけど、諦めることにする。

 二匹の魔獣を殺したので、まずは血抜きを行った。

 と言っても、風魔法は今は無いので他ににおいが漏れないように覆う事にした。

 今は近くには誰もいないけど作業中近付かれると面倒なので、一番慣れ始めた水魔法を工夫してみる。

 薄い水の膜で周りを覆い、血も流れないよう水魔法でまとめておく。

 血も水と同じ扱いになるのか、操ることが出来るみたいだ。


 さて血抜きも終わり、アイテムボックスに仕舞ったので期待しつつ自分を鑑定してみる。

 ____________________________

 香月 雄 人族 男性 14歳

 魔法戦士 レベル3

 槍術1 火魔法1 水魔法2 光魔法1 空間魔法1 回復魔法1 身体強化魔法1 テイム1 

 危険感知1 魔力感知1 鑑定 思考速度強化1 魔力増大1 魔力精密操作1 状態異常耐性1

 スキル習熟強化 異世界言語 健康体 オートマップ

 ____________________________


 もう、レベルが2上がって3になり、水魔法が2レベルになった。

 流石にまだ最低レベルだっただけあって早い。

 ただ、スキルは習熟強化があっても、もう上がってるとは思わなかった。

 やはりレベルアップで魔力量も上がるみたいで、アッシュボア二体アイテムボックスに入れてまだ少し余裕があるみたいだ。

 感覚上ではあるがレベル1の時は多分ゴブリン二体、アッシュボア二体計五百キロ位でほぼ埋まっていたと思う。

 他にも使っていけば魔力の総量も上がるかもしれないし、安全な宿とかでは魔力を使い切って寝るようにするべきか。

 安全を考えると前世とは違う訳だし悩みどころではある。

 もう数体狩れば町に入るお金も幾ら掛かるかわからないけど多分稼げると思うし、今後の飯の為にももう少し頑張りますか。


 そろそろ暗くなってきそうになった頃、アッシュボアを二体更に狩ることができ、レベルと槍術が更に1上がりアイテムボックスが一杯になったので夕刻になり閉め出される前に町へと向かった。


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