↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブランジア人魔戦記  作者: 長村
chapter,03
69/104

登場人物ほか紹介 chapter,03 (2)

■chapter,03 ep,049からの登場人物

…chapter,03のep,049から登場のキャラクター紹介。chapter,01~03(1)とあわせてどうぞ。


■chapter,03あらすじ (2)

…途中から読み始めた人向けにchapter,03の後半部まとめ。今から読むのが面倒と言う人はどうぞ。最後まで載っているのでネタバレには注意。


chapter,03は長くなってしまったのでこのページも分割です。

■chapter,03 ep,049からの登場人物


アッサー・ベイン 男性 24歳 『竜騎士』

…ブランジア騎士団の竜翼騎団、通称アダマンティスナイツの若きリーダー。翼竜ラフィースラと契約を交わしている。

 グランディスとは同じ竜操術師として交友があり、お互い遠慮の無い間柄である。



スヴェルム・ランドリッサ 男性 52歳 『幽招将軍』

…ブランジア騎士団の将軍の1人。魔族に関して独自に研究している。話が長い。



イルフ・アムラン 女性 19歳

…ブランジア軍師団所属の新人軍師。グランディスからその実力を見抜かれ目をかけられているが、まだまだ自分に自信が足りない。



レイナ・ブロウブ 女性 28歳

…グローリアの妻。夫の代わりに当主としての仕事を代理することもある。レウスからは苦手に思われているらしい。



ブロウブ

…およそ300年前、異世界より召喚されてきたと思われる勇者と共に魔族と戦った英雄のひとり。

 その栄誉を称えられブロウブ家の初代当主となった。レウスの祖先にあたる。



ユスティカ

…ブロウブと同じく勇者と共に魔族と戦った英雄のひとり。異世界から人間を召喚、送還する魔法の使い手で、その力でもって勇者を召喚した。子孫であるフェニアスにもその力は受け継がれている。

 魔族との戦いの後、ブランジア王国の王となった人物。



ガゼット

…勇者と共に魔族と戦った英雄のひとり。勇者達の武器を鍛えた鍛冶師だった。

 ガゼット家の初代当主となった。ジェシカの祖先にあたる。



エイゼン

…ブロウブと同じく勇者と共に魔族と戦った英雄のひとり。勇者にその身を捧げ、後に騎士という制度をブランジア王国に生み出した人物。

 その名は騎士達の憧れとして広く知られているが、家系は既に没落し断絶している。



■chapter,03あらすじ (2) ep,049~


・巨大な肉塊と化したベゼーグ。更に肥大化を続けるその体にショーマ達やハルク、合流したグローリアらが攻撃を仕掛けていく。

 しかし神位剣ウィルガルムの圧倒的な力をもってしてもその巨体は焼ききれない。健闘むなしくも、ベゼーグはその体を真の姿である巨大な四足獣、ベゼーグ・タイタニアンへと変貌させた。

 ベゼーグはその巨体で市街を破壊していく。強力な魔法攻撃を何ともせず、まさに蹂躙の限りを尽くそうとしていた。


・あまりの惨状に騎士達は士気を失いかけるが、アスラウムやヴォルガム、レーデルなど高名な騎士達が率先して前へ出ることで、彼らは再び奮い立つ。彼らが剣を手にしたのは、愛する人々を、祖国を守るためなのだから。


・ヴォルガムとアスラウムはそれぞれの愛馬と共に、ベゼーグの巨体へと果敢に挑みかかる。

 それを見てショーマ達も続く。あまりの無茶を見かねて援護に入った竜翼騎団と協力して、何とかショーマとステアがベゼーグに取り付くことに成功した。しかしちょっとやそっとの攻撃では虫に刺されたほどにも感じないらしく、危険を承知で急所の集まる頭部へと向かおうとする。


・しかしベゼーグはその巨体を一気に持ち上げることでショーマ達を振り払おうとした上、地面へと体を叩き付けることで更なる大破壊を呼ぼうとした。

 それを防ぐため飛び込んだレウスが乾坤一擲の一撃を叩き込むも、その力に剣の方が耐えきれず粉々に砕け散ってしまう。衝撃は拡散し、数秒間周囲から逃げるだけの時間を稼いだに終わってしまう。

 結局ベゼーグによる大破壊を防ぐことは出来なかった。


・アーシュテンの『種』による効果が切れ人間体に戻ったベゼーグ。辺りは瓦礫の海となり、倒れ込む騎士達がちらほら見られるばかりであった。

 そんなベゼーグの前にステアが現れる。挑みかかる敵には立ち向かうことしか出来ないベゼーグであったが、ステアから同じ魔族の気配を感じて手を緩める。しかしステアが人間の味方であると知るや、その躊躇はすぐに消え去るのだった。


・劣勢に追い込まれたステアを、上空から飛来した竜翼騎団が庇う。更に息のあった連携を仕掛けることでベゼーグを翻弄する。隊長であるアッサーはこの場を部下達に任せ、邪魔にならないようステアを拾って後退する。

 竜翼騎団が攻撃を続けていると、その気配を感じたヴォルガムが乱入してくる。数度目の戦い、今度こそ決着をつけようとした2人だったが、割って入ったルシティスによってそれは妨害される。


・ルシティスは体内に溜め込んだ大量の魔力を放出し、無数の魔獣、『シャドウファンガー』を召喚する。更に大時計搭を覆っていた魔力も全て使い、同じく『シャドウファンガー』を生み出す。2ヶ所から同時、大量に生み出された影の魔獣は王都の空を覆い尽くし、やがて無差別に人間達へと襲いかかるのだった。


・ベゼーグとルシティスは撤退したものの、あまりにも多くの魔獣を前に騎士達は無謀とも思える戦いに臨む。

 一方ベゼーグ戦の後に散らばってしまったショーマはメリル達と共に、魔獣達の迎撃を行いながら仲間との合流を急ぐ。すぐにステアとは合流出来たものの、レウス達とははぐれたままだった。

 救助にやって来た正規騎士団の部隊と合流した所で、メリルはショーマを強引にサフィードの背に乗せる。空から迎撃と捜索を行うと言うメリルの、いつになく強行的な態度をいぶかりつつもショーマは自身の力を発揮、空から魔獣達を凪ぎ払っていく。


・その頃レウス、デュラン、バムスの3人はワグマン邸に向かっていた。屋敷は少々被害を受けていたようだが、怪我人は無いようだった。家族の無事を確認したバムスはその場に残りたい欲求を振り払うように、すぐさまその場を去ろうとする。

 その際に兄の身を案じるベルナデンの姿を見たデュランは、かつて自分が幼い頃、戦場へ向かう父を案じた自分を思い出す。それと同時に父が感じていたであろう思いをバムスに見た。

 愛する者を残し戦場へ臨む覚悟、そして残される者の不安。そのどちらもが今のデュランならば理解が出来た。ならば今こうして剣を取っている自分は、そのどちらもが悲しまないで済むように戦おうと、そう決意する。

 それはデュランがようやく、確かな戦う理由を見つけられた瞬間だった。


・魔獣による被害はなおも拡大しつつあったが、それでも騎士団の奮闘によって着実に敵の数は減りつつあった。ショーマとメリルも何とかレウス達との合流に成功して、残り僅かな戦いに臨んでいく。


・そして掃討は完了したが、上がってくる被害報告の数々は騎士団総団長グローリアの眉間のしわを深くさせるばかりであった。

 そんなことは露知らず、ショーマ達は帰還しての休養が許可されていた。一同は簡単な相互報告を済ませ、詳しい話は明日することにして解散した。


・その夜ブロウブ邸には、先の戦いによる被害で住む所を追われた人々が仮の受け入れ先として数多くやって来ていた。

 その中にはメリルと既知の相手であるジェシカもいた。売り物まで被害にあって気が立っていた彼女は、メリルと顔を会わせるなり口喧嘩を交わすのだった。


・翌日、レウスはまず隠していた自分の本当の力について釈明する。力自体はブロウブ家の英才教育のたまものであるが、実戦経験は他の皆とさして変わらないから期待しすぎるなということ。それから、嫉妬されるのが怖くて隠していたことなどを正直に話す。

 その真摯な態度を見て、他のメンバーだけでなく、最もそういうことに腹を立てそうなデュランも納得せざるを得なかった。


・その後ショーマ達は昨日の襲撃によって流れてしまった、騎士見習いをやめるという話を再度するためグローリアに会いに行く。グローリアはそれを思いの外あっさりと受け入れると、騎士団を総動員させて国中を捜索、魔族の本拠地を見つけ出す作戦を立てていることを伝えた。


・復興作業に参加し帰宅すると、昨夜少しだけ接触したジェシカと再び遭遇する。レウスはショーマ、セリア、そしてメリルを伴い彼女を茶の席に誘う。

 メリルとの和解をさせるのが目的ではあったが、それ以外にも以前見つけた資料から、レウスは自分の祖先であるブロウブと、ジェシカの祖先であるガゼットが共に戦った仲間であることを知り、その縁で自分も交流を持ちたいとも考えていたのだ。

 しかしジェシカはそれをしょせん昔のことだと突っぱねる。没落した今の自分は、英雄ガゼットの名を名乗るような資格も本当は無いのだとも。

 その後セリアが何故メリルと喧嘩しているのか、決死の思いで聞くがまたも突っぱねられ、結局ジェシカはメリルと会話することなくその場を立ち去ってしまうのだった。


・そしてメリル自身の口から、かつて2人の間にあったとある出来事が語られる。

 ある日貧民層の子供が盗みを働いていたのを2人は捕らえた。しかし彼らに同情したジェシカは、ほぼ無条件にお金を恵むようになってしまったという。メリルは社会的に強い立場にいる者としてそれは良くないと、父から言い聞かされてきたことを身に染みて感じジェシカを叱責した。しかし彼女は受け入れてくれることはなく互いの意見は平行線を描き、それから段々と疎遠になっていったのだと語った。

 溜め込んだ物を吐き出すように言うメリルは、それでショーマ達に特に何かをしてほしいとは言わなかった。レウスはそんなメリルが痛々しく見え、ショーマに今すぐでなくても良いからその悩みを解決出来るよう手伝ってやってほしいと告げるのだった。


・その頃、ブランジア国王と騎士団の重鎮達が集まって、騎士団の今後の動向について話し合っていた。

 魔族の調査から一時帰還したスヴェルムが、現在わかっていることをまとめる。

 普通の動物がマナ溜まりに触れることで魔族へと変質する。魔族は他の動物に近付くことで同じ様に魔族へと変質させる。やがて魔族達は行動を共にし群れを作り、人間を襲うようになる。ただしこれらに当てはまらない形でも魔族が生まれることもある。など。

 また、スヴェルムが掴んだ情報の中で注目されたものが、人工的にマナ溜まりが掘られているという点であった。何者か、恐らくは魔族が魔族を生み出す以外にも何らかの目的でそれを行っているのではないか、という予測が為された。

 それ以外にはブレアスの将軍任命や魔族の本拠地捜索の件など、様々な事案を進めながら会議は続いていった。


・1つの大きな戦いが終わり、しばし穏やかな時間を過ごすショーマ達。メリルはそんな中でブロウブ家に存在する過去の時代の資料を再び探していた。そしてそれらの資料はグローリアもかつて調べていた痕跡があったことに気付く。しかしその内容は、魔族のことよりもかの勇者とその仲間達に関することだったらしい。


・そしてレウスも過去の資料を探している内に、グローリアの自室に隠されていたブロウブ家の秘密を知ってしまう。それは初代ブロウブの書き残した、勇者の末路であった。

 彼らは魔族を討ち滅ぼした勇者の力を仲間でありながら深く恐れ、その勇者をどこかに封じ込めたらしい。そこは比喩的な表現によりぼかされていたが、レウスは言い知れぬ恐怖を感じるのだった。

 同時にエイゼンが遺したと思われる同様の告白文も発見され、この話が真実であるということを否定出来なくなる。

 これを知ったレウスは思い悩み、ひとり部屋に閉じこもるのだった。


・翌日、第1小隊には任務が与えられる。フェニアスが避難民の視察を行う間、避難所警備員の追加要員として参加するというものだった。

 レウスも部屋にこもっていたのは夜の間だけで、朝には出てきてショーマと顔を会わせるのだった。

 多くの人々のために魔族と戦った果てに仲間に裏切られた、名も知らぬ勇者。そして同じく異世界から召喚され魔族と戦ってくれているショーマ。

 レウスは自分をブロウブに重ね、自分はああなってはいけないと強く考える。ショーマには必ず幸せな未来を生きてもらうべきだと。どうも先のことを楽観視している様子のショーマに、レウスはしっかりと言い聞かせる。自分の未来を考えろと。


・当のショーマはレウスの考えなど露知らず、とりあえず自分を取り巻く女性関係について色々考えるのだった。どうもレウスはいわゆる一夫多妻の形をショーマにとらせようとしているようだが、そう簡単な話な訳がない。

 特にメリルのような高潔な人物は、そんなもの受け入れてくれるとは思えなかった。しかもそれを本人の前でそんなことを考えてしまい、メリルからは怪訝な表情をされてしまう。


・各々心の内に秘めたものを抱えながら、警備任務に向かう。

 そこでフェニアスの親衛騎士に就任したグルアーが、突如妹に脱シスコンを宣言し、メリルの頭は更に混乱するのだった。


・そして任務中、フェニアスにあることが伝えられ視察は急遽中止となってしまう。最悪の事態を予想したレウスは仲間を置いて1人王城へと駆け出した。ショーマ達も慌ててそれを追うがどうしても遅れてしまう。


・王城ではグローリアが、以前アーシュテンから耳打ちされた情報を元に王の殺害計画を立てそれを実行に移していた。

 レーデル率いる王の警護部隊がアーシュテンの『種』によって全滅させられ、その隙にフュリエス自らが父である王の命を奪いに玉座の間へと侵入してきた。

 しかしあらかじめその情報を聞き知っていたグローリアはその場へと乱入する。しかし王を助けるのではなく、フュリエスを見逃す代わりに、彼女の持っていた強力な魔力が込められた短剣を寄越すよう要求した。

 それは自身の手で王の命を奪いながら、なおかつその罪を魔族に着せるための策だった。

 そしてグローリアは300年前の罪を断罪することを大義名分に、ブロウブ家に王座をもたらさんと仕えるべき王の命を奪う。そして王の証である王冠と、それから得られる『王のマナ』を手中に納めた。

 それはこんな茶番のために命を捨てさせてしまったレーデル達に対するけじめのつもりでもあった。彼らの命を無駄にしないためにも、もう引き返すことは出来なかった。


・その後グローリアは何食わぬ顔で、遅れてやってきたグランディス達と共に王の死に立ち合う。王冠は魔族に奪われたとも嘘をついた。

 グランディスは一瞬だけグローリアに疑いの視線を向けるが、すぐに思い直す。グローリアは騎士団が誇る知将をも欺いてしまったことで、ますます戻れないことを悟るのだった。


・一方、父の死を知って悲嘆にくれるフェニアスのもとにレウスが現れる。レウスは昨夜知った真実から推測し、兄が王を殺したと察すると共に、次に狙われるのは同じくユスティカの血を引くフェニアスだと考えた。

 そして全てを捨てる覚悟で、彼女を誘拐する。


・フェニアスと共に行方をくらましたレウス。残されたショーマ達はこの事件に対し共謀の疑いがかけられた。査問の結果一応おとがめ無しと判断されたが、結局レウスには指名手配がかかることになった。王族誘拐の刑罰は、極刑のみである。

 念のためにと、ブロウブ邸周辺に簡易の監視結界が張られることとなった。そのための監視員を伴って帰宅すると、ちょうどブロウブ邸を後にするジェシカとすれ違う。結局メリルとは和解することなく別れてしまうことになり、ショーマは少し気に病む。


・屋敷にはレウスが残したものがいくつかあった。1つは彼がデュランのために特注した剣と槍。そしてもう1つ、こっそりとステアを通じて残された手紙だった。


・手紙にはレウスからの短い別れの言葉が記されていた。それを見てショーマは改めて大切な親友が遠くに行ってしまったことを実感し、ふと涙をこぼす。

 ステアが優しい表情でその涙を拭うと、ショーマは今まで知らなかった彼女のそんな表情についうろたえてしまう。そんな弱味を見せたこともあって、今までの出来事を彼女に聞かせることにした。


・手紙にはもう1つ、レウスの行動を辿れと言う一文もあった。ショーマはメリルに相談し、やがてグローリアの自室へとたどり着く。そしてレウスから1日遅れて、300年前の真実を知った。


・その頃グローリアは、全ての事情を知っているであろうレウスがフェニアスを誘拐したことで少なからず頭を悩ませていた。

 自分が王の座に就くならばフェニアスは邪魔だ。レウスと共にこのまま表舞台から消え去るようなら良いが、万が一ということもある。出来ることなら始末しておきたいが、いかんせん騎士団は優秀だ。無事に救出を成功させてしまうかもしれない。何かしら考えておく必要があった。

 それにグローリアとて本当は、実の弟を殺したくなどはないのだから。


・レウスは闇に紛れ、王都を脱出する機会をうかがっていた。しかしレウスの身を案じるフェニアスは、今すぐ戻って何とか罪を軽くしてもらうことを提案する。フェニアスはレウスと添い遂げることよりも、レウスに生きてもらうことを望んでいたのだ。

 だが今更戻った所で罪が軽くなるなんてことはあり得ない。レウスは覚悟を決めるしかなかった。


・それから数日後、魔族の王都襲撃による被害者、不審な死を遂げたロウレン、そして魔族の手にかかったとされる王らの合同葬儀が執り行われた。

 鳳凰神の残した焔によって灰になっていく彼らを、ショーマはぼんやりと見つめる。思うのはここにいないレウスのことであった。師匠の葬儀にも出ないで、何をしているんだと。


・ブロウブ邸の監視も撤退し、ショーマとメリルは先日発見した真実を仲間達にも伝える。勇者と似たような境遇のショーマ。幼い頃からその伝承に触れてきたメリル。どちらにも大きな衝撃があり、実際の所は中々言い出せずにいたのだ。

 仲間達もそれぞれ思う所はあり、様々な反応を見せる。その中でメリルは、この真実を知り義憤にかられたグローリアがその罪を子孫である王にあるとして、彼を斬ることで断罪しようとしたのではないかと考える。しかしバムスはそれを飛躍が過ぎると切り捨てた。が、もし正しいならと、記憶の隅にそのことを刻んでおくのだった。


・騎士士官学校を正式に退学し自由になったショーマ達は、自分達でもフュリエスを探しだそうと旅の計画を練る。メリル、セリア、ステアと女性ばかりのメンバーにショーマは色々思いつつも、まずはかつてステアが所属していた教会騎士団の本部がある、教都ブランシェイルを目指すことに決める。


・士官学校の教員に挨拶を済ませたショーマは帰り道、ヴォルガムに捕まり酒の席に付き合わされる。

 かつての仲間が罪を犯しそれを追う立場になる辛さは、自分にもわかるとヴォルガムは言った。彼にもかつてそんな親友がいたと言うのだ。その男は未だ捕らえられていないと言うが、ヴォルガムは生きていてくれさえするならそれで良いと言った。しかしショーマはそう簡単には割り切れない。

 酔った勢いでヴォルガムはその男がオードランという名であることを漏らす。それはかつてこの世界にやってきたばかりのショーマを助けてくれた人物だった。1度詳しく話を聞いてみるために、ショーマは旅の行き先にオードランの暮らす小さな山村を加えた。


・リヨールの研究所へ出向することになったフィオンと共に、ショーマ達も王都を後にする。

 送別にやってきたデュラン達にはなるたけ明るく別れを告げた。

 ……きっとまた生きて出会えることを信じて。


 以下、chapter,04へと続く……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。