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安心の器  作者: 古都麿
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15/30

第一部 第15話 居場所

数日後。

その日の夜は、みんな遅くまで起きていた。

家の中が甘々で結子は少し落ち着かなかった。

誰も寝ようとしない。

特に会話もなく、ただ静かに。

11時を過ぎた頃。

「……ママ、今日一緒に寝ていい?」

結子が甘えたように尋ねた。

「いいわよ」

新凪は結子の頭を撫でながら優しく応えた。

結子はちょっと躊躇いながら。

「パパも」

「ふぇっ!?」

真人は予想外の言葉に変な声が出てしまう。

「私、ママとパパの間で寝たい」

結子のおねだりを二人は当然のように受け止めた。

布団に入って。

結子は横向きに。

前には真人。

後ろからは新凪に抱き寄せられて。

同じ体温で。

3人は安心し切っていた。


【結子の観察日記】

パパとママの間で寝るの、すごく気持ちいい。

あったかくてぐっすり眠れる。

明日も3人で寝たいな。


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