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借金地獄で過労死した元闇カジノ狂い、異世界で確率を支配する最強になる  作者: RIN
幕間

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22/30

第22話

膝が、

崩れた。


【因果補正:反動】

【精神負荷:限界超過】


……来たな。


世界が、

遠い。


音が、

水の中みたいに歪む。


「おい……!」


カイルの声。


だが、

焦点が合わない。


【認識低下】

【意識断絶まで:近】


――闇カジノで、

何度もあった。


勝った直後に、

 一気に来る反動。


「……動くな……」


俺は、

それだけ言った。


だが――

身体が、言うことを聞かない。


次の瞬間。


床から、

 黒い“線”が伸びた。


空間が、

裂ける。


そこから、

人型が現れる。


顔はない。

だが、

“こちらを知っている”気配だけがある。


【刺客:確定】

【目的:回収】


「伏せろ!!」


リゼが、

叫ぶ。


遅い。


黒線が、

俺の首元へ――


割り込んだのは、

 エルだった。


「っ……!」


結晶ごと、

胸を貫かれる。


肉が裂け、

血が噴き、

骨が砕ける音。


「エル!!」


彼女は、

それでも笑った。


口から血を溢しながら。


「……ほら……

 調整役……でしょ……」


【致命傷:確定】


リィナが、

叫びながら魔力を放つ。


黒線が焼け、

刺客の腕が崩れる。


だが――

完全には消えない。


「……クソ……」


カイルが、

血だらけの肩で立ち上がる。


「賭けが、

 重すぎだろ……」


リゼは、

エルを抱きしめる。


「……やっぱり……

 私だけじゃ……

 足りなかった……」


エルの目が、

俺を見る。


「……次は……

 あなたが……

 庇われる番……」


……。


視界が、

完全に暗くなる直前。


【因果補正:最終自動発動】

【代償:未確定】


――次に目を覚ました時、

何かが、

 確実に失われている。


それだけは、

分かった。


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