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これは夢の話
ミヤビは、夢をみていた。
争いのない平和な世界で、すべての人々が、豊かな暮らしを送っている夢を。
その世界には、恐ろしい「魔法使い」はいないし、哀れな「勇者」もいない。
戦争や飢餓さえ起こり得ない理想的な世界で、誰もが幸せに生きていた。
「ひとつだけ、君の願いを叶えることができる」
そう、誰かが言っていた。
ミヤビは、自分の理想とする、おとぎ話のような素敵な世界を実現させた。
誰も争わなくていい。苦しまなくていい。自分を見失わなくていい。
ミヤビの望んだ世界は、あまりに美しくて、温かくて、多くの幸せに満ちていた。




