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【やめるんだ! 利き手はやめろ! ブルガリア!】第7話 驚くなかれ! 大学発見 その5

「……」


「……」


 マジの不機嫌のまま進行。


 3rdステージ 経済学部


「やぁ、ようこそ。経済学部のリーダー、赤井紅騎だ!」


「……」


 リアクションが薄いのではなく無視。無言の抵抗とかではなくマジ不機嫌からのマジ無視だ。


「経済学部では頑張る人をどんな形でも応援する! バリケード封鎖やビラ配りでも活躍するぞ!」


「そういう(アカ)なの?」


 鬼畜お姉さん出陣! ナビゲーターとしてついてきていたが我々を不憫に思ってかいつもようなイタズラをしてこなかったが、ついに我々の身代わりとなって大学アピールの驚き役に。もちろん、鬼畜お姉さんに心拍計は取り付けられていないのでペナルティはない。


「そういうアカ……?」


 キョトン顔。あ、コイツ偏差値低い学部のヤツだ。


「まぁいいわ。経済学部のスゴイところをアピールしてごらんなさい」


「え、あ、ハイ。経済学……」


「簡潔にね」


「アッハイ」


 口をはさむ! 鬼畜お姉さんの得意技だ。これをやられるとプレッシャーが強くかかりまず冒険心とユーモアが消される。


「……という学部です」


 最初はぐいぐい来る暑苦しい感じだったのにNHKのアナウンサーのようにローテンションでパンフとシラバスの内容をそのまま読み上げるだけに。


「ふぅん。で、どう思った陣内くん?」


「いや、普通だなぁ、としか」


「わたしも同感よ。……」


 黙り込む赤井くん。


「え、もう何もないの?」


「あ、ないです」


「あらー、そうなの。じゃあ次行きましょうか。行っていいかしら?」


 赤井くんの後ろには牛乳とか被り物とかこれから面白くしていきそうなアイテムが結構用意されているのだが……。


「えー……そのー、そうですね。一応いろいろ用意してはいるんですが」


「やらなきゃダメ?」


「ダメってことはないですけど」


「経済学に関係あるかしら?」


「関係はないです……」


「あらそう……。どう? 陣内くん。経済学は関係ないって言うけど」


「すみませんでした……」


 経済学部! 無血開城!




4thステージ テーブルゲームサークル


「ようこそ! わたしの名前は」


「自己紹介はいいから何をやるの?」


 鬼畜無双!


「あとでボクにはこっそりメアド教えてよね」


「せいぜい楽しませてみなさい」


「わたしは大学に憧れがあるのでちょっと楽しみ」


 そして援軍を呼んではいけないというルールはなかったのでヒマだった円谷くん、エーデル、深山みちるがこっちサイドに心拍計ナシで参加。テンション上げるとNGという縛りが、大学に全然関係ない奴らを呼ぶという皮肉な結果を招く。


「トランプでも何でもそっちの好きなゲームで勝負よ!」


 名乗らせてもらえたなかった可哀そうなテーブルゲームサークルAの女性。


「じゃあ円谷なんかやりなさいよ」


「じゃあ将棋でいい? 最近ネットでよくやってんだよね」


 円谷栄治vsテーブルゲームサークルA、将棋対決開始! 15分後、テーブルゲームサークルA投了。続くブラックジャック、チェス、オセロ、ポケモンで円谷くんにリベンジを申し込むも円谷くん悉く勝利。


「どうした、もう終わりかい?」


 円谷くん今日絶好調だな。呼ばなきゃよかった。イケメンが活躍してるところ見ると腹立つ。それに自分の大学でテーブルゲームの最高峰のヤツらが部外者に惨敗しまくってるのは、これ、本当に大学のアピールになってないだろ。ネガキャンだろ。最初にこのルール考えた奴が頭悪すぎる。


「じゃあ最後はこのサイコロで……」


 テーブルゲームサークルAの女性、息も絶え絶え。


「円谷さんの出目がわたしの出目より小さかったらわたしが円谷さんにビンタします」


「ボクが勝ったら今夜、キミが一緒にルイーダの酒場にでも来てくれるのかな?」


「円谷さんが勝った場合は知りませんがわたしが勝ったらとにかくビンタします」


 テーブルゲームサークルAの女性、知性とか捨てる! コロッとサイコロを転がすと出目は6!


「おおっと、こりゃ厳しい……」


 バシーン! テーブルゲームサークルAの女性、円谷くんにビンタ!


「え、まだ振ってないけど」


「6以上の目はないんでビンタです」


「はぇ……」


 ペッとテーブルゲームサークルAの女性が唾を吐く。


「二度と来んな」


 演劇サークルの出禁がまた一つ増えた。


ネタに困って円谷出したらもう終わりだ。

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