表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/88

合宿のカレーライス2

皮むき隊が少ないため、他の班よりだいぶ遅れてカレーが出来た。

と言うか、他の班はもうカレーを食べていた。


「男子~ご飯は~!?」

「あ?まだじゃね??」


友人たちの会話を聞きながら、ふと気づく。


「!!?今誰が見てんの???」

「M。」

「「「なんだって~~~~!!!!???」」」


Mは、ぼんやり男子だ。

授業中もぽや~っとしていて、体育もほぼ動かない。

そんなMに…。




大事な最後をまかせただと!!??




私は走った。

飯ごう炊きの場所まで走った。

(他の班が食べているのに、うちの班だけ出来てないとか無いでしょ!!全部焦げてたらどうする!!??)

他の班が食べている姿を見て、私の限界は近かった!!




はらへった!!!!!

カレー食いたい!!!!!!




他の班が飯ごうを洗っている最中、Mは火を見つめていた。


「M君!!ご飯どう!?」


Mはゆっくり振り返る。


「ん~~。……まだ???」

「先生!!先生をよぼう!!!」


Mのゆっくりボイスなど待っていられなかった。

私はすぐさま先生を呼んだ。

先生がふたを開けて確認してくれたが、まだらしい。



なんということでしょう!!!

うちのご飯は、Mと同じになってしまったようです!!(ひどい)



時間はかかったけれど、何とかご飯もできあがった。

しかし、他の班は片づけ終わっていた。




…………。

もぐもぐ。

ごくごく。

カチャカチャ。

(誰かおかわりしろ!)

(らじゃ!!)




黙々とカレーを、かきこまざるを得なかったのは言うまでもない。

※番長の班はとっくに遊んでました☆

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ