かに玉
グロ注意?
突然ですが、『かに玉』っておいしいと思います。
かに玉の素に玉子を入れてかき混ぜて、フライパンに流し込めばあっという間に完成するお手軽料理。
かに玉の素が無いときは、カニかまとごま油を玉子と混ぜるだけでも結構おいしい。
とにかくおいしい。
そのカニ玉に、私は入れてはいけないものを入れてしまった。
そんなお話です。
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カニ玉の素があるから今日はコレを使おう。そう思ったのだが2人前分しかなかった。そんな時は具材を工夫してかさ増しだ。私は冷蔵庫を物色した。
「ネギでも入れるかな~何入れるか……お?」
そこには『糸こんにゃく』があった。
(細かく切ればキクラゲのような食感になるのでは?)
とか思った私は、今回のかさ増しにこんにゃくを入れることにした。
カニかまの素2人前をボールに入れ、玉子を5個、子ネギ少々、そして切った糸こんにゃく。ごま油に昆布だし、かつおだしをいれてよく混ぜる。フライパンにごま油を多めに入れ、玉子が焦げないように全体に広げる。そして『特性かさ増しかに玉』を流し込む。
焦げないように火は中火。火が通るようにたまにかき混ぜる。蓋をして弱火にし、全体的に固まってきたらフライ返しでひっくり返す。
焼き目は良い感じだ。見た目もおいしそう。
そうして大きい皿に移した後、タレを作る。片栗粉を水に薄めに作り、めんつゆ、昆布だし、みりん、料理酒を混ぜたものをフライパンに流し込む。徐々に熱を加えてトロトロになったら火を止めて、出来上がったかに玉にかける。
「ご飯出来たよ~」
そう言うとまず始めに兄がやって来た。
「かに玉か」
と言って兄はご飯を自分でよそい、フライ返しでかに玉を4等分に切った。
そうして悲劇は起こった。
「はぁ??!! C! お前かに玉に何入れた!!!!」
尋常で無いあきれ声に私は驚き、使ったフライパンを片付けながら言う。
「……糸こん??」
「糸こんヤバいことになってる!!」
「え~~??」
そう言われて切られたかに玉の断面を見ると、あらビックリ。
細かく切ったはず(思い込み)の糸こんが、デロデロとかに玉の断面から滝のように伸びているではないか。そしてトロトロのタレが糸こんの先からポタポタと垂れている。私は自分が作ったにも関わらず、物体Xに対し目を細めて低く唸った。
「……グロい」
「こんなもん食わせる気かお前は!!(笑)」
そしてその光景は国民的人気アニメ映画のアイツを彷彿させた。
「ナウシ○のオーム??」
「俺も思った!」
「オー○を食べることが出来るなんて!! ○ブリカフェじゃん!!」
「ジ○リカフェも真っ青だわ(笑)!」
「大丈夫だって、見た目は王蟲だけど食感はキクラゲだって」
「入らんこと言うな(笑)!」
騒ぎを聞きつけた父が登場する。
「玉子にこんにゃくって……固まるの?」
「固まった」
「……そう。もう食べて良いかな?」
「どうぞどうぞ」
見た目はアレでしたが、味はおいしかったです。
「おかしいな~。ちゃんと切ったのに」
「どうせ適当に切ったんだろ」
「……うん。メガネかけてないしね」
「量も多すぎだし? 白い糸こんなら良かったのかもな」
「……」
そうなのです。白い糸こんでは無く、田舎なこんにゃくを使ったのでますます見た目は・・・・・・・。
「でももう次回は糸こん入れないよ」
「それが賢明だ」
糸こんの弾力を侮ってはいけない。
切れてるようで、切れてない。
しかし見た目はヤバヤバだったが、うちの食卓はワイワイ賑やかでした。
(ご愛敬~)
とか何とか思っていましたが、後日、父はかに玉の素を2袋買ってきました。
(あ、地味に痛い(笑))




