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かに玉

グロ注意?

突然ですが、『かに玉』っておいしいと思います。


かに玉の素に玉子を入れてかき混ぜて、フライパンに流し込めばあっという間に完成するお手軽料理。


かに玉の素が無いときは、カニかまとごま油を玉子と混ぜるだけでも結構おいしい。


とにかくおいしい。


そのカニ玉に、私は入れてはいけないものを入れてしまった。


そんなお話です。




*****




カニ玉の素があるから今日はコレを使おう。そう思ったのだが2人前分しかなかった。そんな時は具材を工夫してかさ増しだ。私は冷蔵庫を物色した。


「ネギでも入れるかな~何入れるか……お?」


そこには『糸こんにゃく』があった。


(細かく切ればキクラゲのような食感になるのでは?)


とか思った私は、今回のかさ増しにこんにゃくを入れることにした。


カニかまの素2人前をボールに入れ、玉子を5個、子ネギ少々、そして切った糸こんにゃく。ごま油に昆布だし、かつおだしをいれてよく混ぜる。フライパンにごま油を多めに入れ、玉子が焦げないように全体に広げる。そして『特性かさ増しかに玉』を流し込む。


焦げないように火は中火。火が通るようにたまにかき混ぜる。蓋をして弱火にし、全体的に固まってきたらフライ返しでひっくり返す。


焼き目は良い感じだ。見た目もおいしそう。


そうして大きい皿に移した後、タレを作る。片栗粉を水に薄めに作り、めんつゆ、昆布だし、みりん、料理酒を混ぜたものをフライパンに流し込む。徐々に熱を加えてトロトロになったら火を止めて、出来上がったかに玉にかける。


「ご飯出来たよ~」


そう言うとまず始めに兄がやって来た。


「かに玉か」


と言って兄はご飯を自分でよそい、フライ返しでかに玉を4等分に切った。


そうして悲劇は起こった。


「はぁ??!! C! お前かに玉に何入れた!!!!」


尋常で無いあきれ声に私は驚き、使ったフライパンを片付けながら言う。


「……糸こん??」

「糸こんヤバいことになってる!!」

「え~~??」


そう言われて切られたかに玉の断面を見ると、あらビックリ。


細かく切った()()(思い込み)の糸こんが、デロデロとかに玉の断面から滝のように伸びているではないか。そしてトロトロのタレが糸こんの先からポタポタと垂れている。私は自分が作ったにも関わらず、物体Xに対し目を細めて低く唸った。


「……グロい」

「こんなもん食わせる気かお前は!!(笑)」


そしてその光景は国民的人気アニメ映画のアイツを彷彿させた。


「ナウシ○のオーム??」

「俺も思った!」

「オー○を食べることが出来るなんて!! ○ブリカフェじゃん!!」

「ジ○リカフェも真っ青だわ(笑)!」

「大丈夫だって、見た目は王蟲だけど食感はキクラゲだって」

「入らんこと言うな(笑)!」


騒ぎを聞きつけた父が登場する。


「玉子にこんにゃくって……固まるの?」

「固まった」

「……そう。もう食べて良いかな?」

「どうぞどうぞ」


見た目はアレでしたが、味はおいしかったです。


「おかしいな~。ちゃんと切ったのに」

「どうせ適当に切ったんだろ」

「……うん。メガネかけてないしね」

「量も多すぎだし? 白い糸こんなら良かったのかもな」

「……」


そうなのです。白い糸こんでは無く、田舎なこんにゃくを使ったのでますます見た目は・・・・・・・。


「でももう次回は糸こん入れないよ」

「それが賢明だ」



糸こんの弾力を侮ってはいけない。

切れてるようで、切れてない。


しかし見た目はヤバヤバだったが、うちの食卓はワイワイ賑やかでした。







(ご愛敬~)


とか何とか思っていましたが、後日、父はかに玉の素を2袋買ってきました。


(あ、地味に痛い(笑))

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