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姉とクッキー

「ごんぎつね」の作者について誤字報告して頂きありがとうございますm(_ _)m 絵本も持っているほど大好きなのに間違えていたなんて・・・・・・新美南吉先生、ごめんなさい。

前回、姉は育児疲れが回復してきたからか「料理作る~」と言って「マカロニサラダ(お酢を沢山添えて)」を作った。普段ならペロリと平らげてしまうほどの量だったのだが、酸っぱさに苦戦して我が家の食卓の上に売れ残ってしまった。もうめるんだ! お姉ちゃんは色々疲れている!! そして計量スプーンを使え!!!


そうして次の日―――




***




「そう言えばね~。クック○ッドで『オリーブオイルで作るクッキー』て言うのがあってさ~。前作ったら簡単だし美味しかったの~。と言うことで作るね」


その時も私は台所で何かを調理していたのだが、はっきり言って覚えていない。何故ならずっと、姉の手際や作り方にツッコミを入れていたからだ。


何でも、ジップ○ックに小麦粉、砂糖、油、玉子(卵黄)を全て入れて揉むらしい。


手が汚れないから楽らしい。


でも、ちょっと待って欲しい。


「小麦粉コレくらいかな~?」


はかりにジップ○ックを置き、口を開けた状態で小麦粉を入れる。ここまでは普通だろうが我が姉、豪快に入れた。


「スプーン使えよ?! こぼれてんじゃねぇか!!」

「あはは、洗い物増やさないためだよ~」

「洗い物とか言ってる場合じゃねぇよ!! テーブル汚れるわ!!」


(何なんだもう……集中できない…!)


私はチラチラ姉を見てしまう。砂糖は入れ物の中に専用の計量スプーンが入っているから大丈夫であった。卵黄も大丈夫(白身何に使うん??)。そして姉はオリーブオイルの瓶を持ち、ドバドバ入れた。


ドバドバ。


「待っ…ちょ……! ちょい(ちょっと待ちなさい)!! オリーブオイルだって高いんだかんね??」


ものの値段分かってる?? バターも高いけど、オリーブオイルだって高いわよお姉様?? あと、買った後は運ぶのも重いのよ。


そして、私はあと何回「計量スプーン使えよ!!」と言えば良いのだろうか?


様々な思いを抱えたまま私は姉の作業を見守った。姉は「大丈夫大丈夫~」と言って材料を揉み始める。しかしジップ○ックが小さかったのか小麦粉がバフンと少し吹き出た。


「テーブルさっき拭いたのに!!」

「大丈夫大丈夫。ちゃんと片付けるから~」


………お姉ちゃん。妹は不安でたまらん。さっきから大丈夫って何回も言ってるけど、どこが大丈夫なのよ。テーブルの上が悲惨なことになってるよ。


私と姉は姉妹なのだが、料理のやり方はかなり違う。


豆腐をまな板に出したら、豆腐が入っていた容器を水でサッと洗うのが私。

容器をシンクにぽいっとするのが姉。


野菜が入っていた袋は、野菜を出したらすぐ留め口のシールを取ってぽいっと捨てるのが私。

全ての料理を作り終えてから片付けるのが姉。


使ったフライパンは食事の前にすぐに洗う私。

使った用具は食べた後に食器と一緒に洗う姉。



―――――――全く違うのだ!!!!!(母もまた違う)



だから色々作業がはかどる。


姉が小麦粉を使用する→口を閉じてすぐに冷蔵庫にしまう私。

姉が砂糖を使う→直ぐに元の場所に戻す私。

姉が材料を揉む→その間に使わないものを全て洗ったり片付けたりする私。


・・・・・・ん? ある意味長年の習慣でこうなってしまったのだろうか。姉妹とは不思議なものである。


その後クッキーの種は、形を長い四角状の棒に整えられた後、冷蔵庫で冷やされた。冷えたら袋から取り出して、包丁で切る。それらの四角いクッキーを、クッキングシートを置いた天板に乗せる。


文章で見ると簡単そうに見えるが、袋から出すときに結局手は汚れるし、包丁も汚れるし、


(洗い物が減るかも知れないけど、結局手間がかかるのは変わらなく無いか??)


と思った。しかも汚れたクッキーの種が入っていた袋はそのまま捨てるらしい。次のゴミ出しまでそのままなの? と思うと内心不安である。


取りあえず焼き上がったクッキーはもの凄くおいしかった。お店で売っているのと同じくらい美味であった。


―――クッキングシートの油の吸い込みが半端なかったが。クッキーをのせていなかった場所も全て油が染み込んでいるが。


「お姉ちゃん!! やっぱり油入れすぎだったんだよーーー!! だからスプーン使えって言ったのにーーー!!!!」

「でもでも美味しいでしょ~?」

オリーブオイル入ってるからね!! おいしいよ!! おいしいけど油勿体ねーーーー!!(泣)」

「う~ん。クッキングシートやばいね」

「(クッキングシートを)褒めてんの?? 油のこと言ってんの??(洗うのが大変なこの状況)」

「……両方?」

「勘弁しろ」


でもまぁ、昨日の酸っぱいマカロニサラダを思えば姉は名誉回復したのでは無いだろうか? 甥も喜んでいることだし??


めでたしめでたし。



―――と、思ったら。



「え?! ちょっと!! 昨日の漬け玉子(新しく作った奴)酸っぱいんだけど!!」

「あ、酢ぅ入れたよ~」

「どうせ今日食べんのに!! 何故入れた??!!」

「おいしいからよ~」

「お願いだから巻き込まないで!!」



おそまつ。

※酢漬けタマゴは「ピータンってもしかしてこんな味かしらーーー?? おほほーーー」な味でした。

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