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第十八話 終話

 今日もティルトの料理に舌鼓を打つ。彼の料理の腕前は、昔鍛えたそうだ。

 いつも美味しいご飯が食べられて、ルベルは実に満足であった。


 食べ終わると、彼女は丁寧に両手を合わせて感謝をする。


「今日はパーティーで討伐かい?」


 ルベルの首にかかっているシルバーのプレートを見て、ティルトは尋ねてくる。


「はい、シンシアさんがゴブリンを大量殲滅したいそうで」

「はは、いいように使われてるね。あんまり自分を疎かにしたらダメだよ?」

「大丈夫です! サシャさんがいつも様子を見に来てくれるので」


 鼻息荒く語るルベルに、ティルトは苦笑していた。



※※※※※※※※※※



「待っていましたわよ、ルベルさん!」


 ギルドに着くと、耳に響くような大きな声が聞こえてきた。シンシアが腰に手を当てて仁王立ちしている。

 

「今日こそ、こき使ってあげますわよ!」

「とか言いながら、昨日は眠れない夜を過ごしていたシンシアです」


 横から茶化してくるのは、ファーミュだった。シンシアの真っ赤になった剣戟を浮遊して避けていた。


「まぁ、なんだ。これからもよろしくな」


 遅れて言葉を放つのは、ドロルである。彼女に向かってルベルは笑顔で「はい」と答えた。


 まだ凍らせてしまう恐れはある。不安がないわけではない。

 それでも前に進んでみようと思う。もしかしたら、ルベルの能力が役に立つ日が来るかもしれないから。


 そんな彼女を遠くから見守っているのは、ギルド職員に指示を出しているサシャであった。

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