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俺達PMCが異世界に飛ばされた!?改  作者: 高雄型重巡
第一章 異世界移転
9/9

第8話 運動したあとの温泉は気持ちいいにゃ☆

「…ふうぅ…お風呂は気持ちいいにゃ〜♪」


「んにゃ〜♪」


ペットの人化に伴い、日本支部の男女比は、8:2から5:5となり、女性風呂は賑やかになっていた。

獣娘(ティオナ達)は身体を他の人に洗ってもらい、浴槽へと入る。


「あ、ティオナ、ティアラじゃん〜おひさ〜」


そこそこ大きい浴槽を、矢島の犬のモコが犬かきと蛙泳ぎを合わせたような泳ぎ方でスイスイと寄ってくる。


「お、モコにゃ!」「モコモコにゃ〜お久しぶりにゃ」


モコは矢島の趣味もあり狩猟犬としても教育を受けていたおかげで、結構筋肉質な美人さんがティオナ達が一番美人さんである(男の中での不正規美人ランキング堂々の一、二位を獲得している)


「そっちはどうなの?銃の腕前は」


それを聞いて2人は胸を張って、


「全弾中、15発が真ん中に命中にゃ!」

「私は全弾命中したにゃ〜」


と言ってドヤ顔になる。


「へぇ〜いいね〜私は全弾中半分しか命中しなくて…」


と言い、ちょっと苦い顔をしながら右肩が少し腫れているのを見せる。


「うにゃ…」

「これは痛いにゃ…」


ティオナ達も苦い顔をする。


「しばらくすれば治るけど、ご主人は私の事を思ってくれたのか、今回の訓練から外してもらったの」


少し重苦しい空気になってしまい、3人と沈黙してしまう。


そんな中…


「お、どうした?矢島、悩み事でも?」


「いや、ちょっとな、モコについて悩んでたんだ…」


向かい側の男性風呂からちょうど入ってきた近藤と矢島の声が聞こえ、3人とも壁にくっつき耳を澄ます。


「そっちは上々の出来だったみたいだが、こっちはこっちでモコが肩を痛めてしまってな…今回の訓練はやめさせたんだが、今頃独りで悔やんでいるんじゃないかって」


「なるほど、まぁ、そういう時もあるさ、今は銃を持つ為に体力作りが必要だ、甘やかしていたら、絶対に戦場に出させられない、お前達には、もう一度肩が治ったら訓練だ、甘やかし過ぎに気を付けろよ」


矢島は無言で風呂上がり、近藤は身体を洗いはじめる。


「ご主人…」


モコはそれ程気を使ってくれているのが嬉しくも悔しく、泣いていた。


「にゃ…モコにゃん…」

「大丈夫にゃ、きっと上手くいくにゃ…」


そう言うとモコが泣き止むまでしばらくティオナ達は一緒にいた。


その後…


「ティオナ達遅いなぁ…」


と風呂を上がり、ティオナ達を待っている近藤を忘れ、モコを慰めていた。

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