第七話 翼
「ごめんね。仕事大変なのに」
翼の車に乗り込んだ。
「いいよ。アリスも大変なんだろ?」
「まあね。それより…」
「腹減っただろ?お前は昔から!」
そういいながらもう車を走らせている。
「あのさあ、今日とま…」
「泊まっていいよ。どうせ泊まる気なんだろ?」
荷物でバレバレだよね。
「うん。ありがとう」
「あのさ、俺一人暮らしってわかってるよな?」
そう昔は翼の実家だった。
「うん」
いいじゃない。たいして違わないじゃない。
「あっさり…俺のことなんだと思ってるんだか」
*
翼と空いててご飯が食べれる場所を探し入った。注文し終えた私は翼に話をする。
「ふーん。華音がねー。で、なんで泊まる気満々になるんだよ。関係ないだろ。」
「いいじゃない!たまには」
「いいんだけど、お前少しは気にしろ!女だぞ!」
「忘れてません。全く。いいじゃない。翼なんだから」
翼は呆れ顔で言い返そうとしたら料理が来たので話終了。
「いただきます。」
「あーもーいただきます」
*
「眠い!まだ?」
「お前好き勝手か!?」
ご飯食べて翼の家に車で向かってるけど、翼といるという安心感かさっきはあんなに眠れなかったのが嘘みたいに眠い。あ、お腹もいっぱいだしね。
「おい!寝るなよ!ややこしい!」
*
「着いたぞ!おい!アリス!起きろ!!!」
「うん。起きた。」
どうやら何時の間にか眠ってたようです。翼ん家に到着か。
翼が鍵を開け入る。
「え!狭っ!」
「お前失礼!っていうか言っただろ気にしろって」
うん。これは…。
「布団ある?」
「そこかよ!ったく、あるよなかったら連れて来ないだろ?」
翼のベットだけだから一瞬考えちゃったよ。どこに寝るか。
翼布団ひいてる間にお風呂借ります。
確かに一人暮らしの男の家に上がりこむのはどうだろう。またいとこといえ、血も薄いしな。
まあ、いいか。血が全く繋がらない兄と同じ家にあのままいるよりかは。
「うーん」
なんか久々によく寝た。嫌な事件ばかり関わってると気が滅入る。解決しても同じだ。刑事向いてないな。もうそろそろ潮時ってやつなのかも。
昨日翼と話して思った。もう逃げてる場合じゃないのかもしれない。
「おはよう。早く食べてくれよ。遅刻する。」
翼朝ごはん作ってるし。どこのいい奥さんよ。一人暮らし板についてるのね。
「いただきます」
*
「ここでいいか?」
「うん。ごめんね。ありがとう。また連絡するね」
「半年後とかか?」
笑って翼は去って行った。署の近くまで送ってくれた。遅刻しないといいのに。気を使いすぎなんだよ。類とのことも気づいてるくせに触れてこないし。
あ、やばい、私も遅れる!!




