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夢日記

 昨夜の深夜1時半ごろ、突然オヨメに叩き起こされました。

 驚いて目を覚ますと、オヨメが蒼い顔で僕を見ていました。


「どうしたの? 何かあったの?」

「何かったじゃないよ……覚えてないの? 来るな来るなって、すっごい叫んでたんだよ?」

「え……? 僕が?」


 オヨメはこくりと頷きました。

 けれど僕には全く自覚がありませんでした。

 部屋の冷気でぶるりと身体が震えて、自分が汗でびっしょりと濡れていることに気がつきました。


「ちょっと着替えてくる……」

「うん……」


 着替えて部屋に戻ると、オヨメが心配そうにこちらを見ています。

 僕が布団に入り直すと、オヨメは小さな声で言いました。


「うわ言も言ってた。〝しゃみはま せみざま せみはざま〟って……」


 全身に鳥肌が立ちました。

 聞いたことのない言葉ですが、間違いなく〝くくりく〟と互換性のある響きをしています。

 それを自分がうわ言で喋っていたという事実に、ただならぬ恐怖を覚えました。

 この日から僕は夢日記をつけることに決めました。

 そうでないと、現実の夢の境界が曖昧になってしまいそうで、とても恐ろしかったからです。

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